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例によってユーチューブ漂流していたら、MUSIC TRACK のサイトにて、氏家克典氏による YAMAHA EX5 の紹介動画を発見ーっ。

YAMAHA EX5 は1998年にリリースされた、当時のヤマハシンセサイザーのフラッグシップモデル。
当時最先端の「バーチャルアナログ」、「物理モデル音源」、「FDSP音源」等を装備したモンスターマシンで、広告には 坂本龍一 が起用されるなど、かなり力を入れてセールスしていた記憶があります。

当時、キーボードマガジン(だったと思う)誌上のレビュー記事で、坂本龍一が「ヤマハらしからぬ下品なサウンドが魅力的」というような批評をされておりました。
実はオイラ、この坂本龍一の記事にまんまと騙されて(いえ、別に騙されてはいませんが)、このシンセを新品購入(298,000円!)してしまいました。現在は物置に眠っていますが、2000年代はマスターキーボードとして使用しておりました。

実際に音を出してみると、なるほど、ヤマハにしてはかなりアグレッシブというか、かなり「攻めた」音色が満載であると感じたモンです。

ちなみにこちらは、EX5アレシス の ドラム音源(D4)のみで作ったオイラの宅録音源(デビッド・ボウイの「ワルシャワの幻想」のカバー)でございます。

ただ、あまりにも最先端の音源を搭載しすぎたため、マルチティンバー仕様ながら、DSPパワーを激しく消耗してしまい、頻繁にディスプレイに「DSP FULL」と表示されて発音停止してしまうという、本末転倒な欠陥があった点は残念でした。
とはいえ、前述のとおりプリセットプログラムの出来はヒジョーに素晴らしく、これ1台でかな~り遊んでいられました。

購入した当時は、ライブ会場に持ち出してやろうと目論んで、ハードケースも一緒に購入しましたが、本体とケースで25kg超となり、とてもじゃありませんが持ち運べませんでしたねえ。それでもライブで2~3回は使用したかな?

2025年の今日においても、単音色での使用ならまったく問題なく使用できます。久しぶりに引っ張り出す・・・のは体力的にキツイかな、やっぱり。


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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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