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良い風に

私は社会福祉士からクライアントに関わる時は、良い風に変わる、良い風になると考えて支援することを仕事をする中で教わった
最近はナラティブソーシャルワークについて、本を読んでいます。そこで思ったことなど書きます。ナラティブソーシャルワークは、ナラティブアプローチと関係している。ナラティブアプローチは、心理療法的な考えが強いみたいです。もともと家族療法や集団の方を見るために考えられた。でも、もともとナラティブアプローチを考えた人がソーシャルワーカーだったらしい。上手くまとめられないが難しい技法らしい。
本を読む中で、相手のこと、クライアントのことを考えて寄り添って支援することは、簡単ではないことがわかった。

それは、何かをしてあげよう、良い支援をしようと思うことはあると思う。しかし、その時に支援者とクライアントに分かれてしまう。ということは力関係ができてしまう。もちろんそれを修正しつつ支援をしてる方もたくさんいると思うが。そして支援が上手くいかないとジレンマに陥る。それはサービスを拒否したりされることもあるからだ。そして困難な事例と変わってしまうこともある。

認知症の一人暮らしの方の支援のために訪問するとする。その際に部屋が散らかってるとどこかで思うと思う。その先入観が支援を歪めてしまうこともあるそうだ。

だから利用者のところに訪問した際に意識してなかった点、意識の外のモノに焦点をあて、最初にコミュニケーションを取ると、自分の先入観に気づいたりして、そこからの支援が変わるようだ。

例えば、すごく部屋が綺麗だとしたら、部屋が綺麗なことを最初に話す。支援者も素直に話しつつびっくりしただろう。だけど、クライアントもまさかの言葉にびっくりする。そこから新たな支援のヒントになる言葉、物語が生まれるかもしれないということだと思う。

だから最初に、天気良いですね~。ではなく、素直に思ったことを話すことも、関係作りにはならない可能性もあるが、そこから何か良い考えが生まれるかもしれないと思った。

クライアントに良い支援をするではなく、クライアントが良い風に変わるとか良い風になると思って支援することは、そういう意識してないモノへの発見になる場合があるのではないだろうか。私が思ったことです。