【No37 関係性 システムズアプローチから考えた】

クライアントの相談や話の中で何が問題か見極めることで、話を聴く姿勢にも繋がるし、何を特に慎重に聴くかの判断もできるように思う。

そうしなければ、何を質問するかや、何か聞いとくべきことがあるかや、考えつつ、話を引き出し、この話しのエピソードはこういう問題に繋がるのかもしれないなど考えながら話を聴くこともできない。

そういう点では問題が何なのかというのは明確にする、ある程度予測できたら良いと思う。 

一方で、友人や関係性がある人の場合は、傾聴して話を聴いてほしいとは違ってこちらの言葉の影響力が強くなると思う。それはある程度関係性があれば、アドバイスされれば、ムカついてしまうことや場合によっては揉めてしまうこともある。

これは性格含めてよく知った関係だからだと思う。
友人の仕事の場面の話、人間関係の話、そういう時には、こちらの仕事のベースの話ではなく、相手の仕事のことを考えながらの話をした方が良い。

屋外でする仕事、調理場の仕事、室内の仕事、夜勤の仕事これらの中には、その環境だからの大変さも加わると思う。

 これはシステムズアプローチの話しだが、相手に話に共感してしまうと、クライアントが家族の場合、敵味方感情が生じてしまい、正しくシステムにジョイントできないようだ。

この時に、例えば、その方の雰囲気に共感した場合は、家族の場合は雰囲気が似てくるため、その雰囲気を取り入れてジョイントすれば、上手くジョイントできるようだ。

これと同じではないが、相手の考え方を知る一歩とし、仕事の環境や趣味など、その人しか感じれない部分もあるため、そこを注意して関わることで、その友人と違う友人の2人ともを尊重した関わり方ができるのではないかと思う。

例えば、仕事の環境のことを友人、もう一人の友人が同じように考えていたとして、私が一人、仕事の中身の話しだけしたなら、上手く信頼関係は築けないように思う。

問題である仕事の中身以前に、仕事の環境を考えることも、関係性を築く上で大切だと思う