エジプトのピラミッド
仕事や観光で、いろんな国に行きましたが、
エジプトには行ったことがありません。
ムー好きのわしとしましては、
ピラミッドとかスフィンクスとか、
ぜひ一度は生で見たいという思いを、
子供の頃より抱いておりましたが、
1997年のルクソール観光客襲撃事件というのがおきまして、
(それはもう恐ろしい事件で日本人も10人が亡くなっています)
いまだに実際に行くのが怖い気がします。
実物を見るかどうかは別の話として、
ピラミッドというのは、謎を秘めた不思議で魅力的な建築物です。
わしが若い頃には、「ピラミッドパワー」とか言って、
ピラミッドには不思議な力があり、
たとえば、ピラミッドを模した正四角錘を作って、
中心部に野菜を置いとくと腐らないとか、
カミソリが長持ちするとか、
大きな四角錘に入って瞑想すると
頭が冴えるとか、
いろんな事が言われ、
グッズなんかも売られていました。
ピラミッドは、いまから4500年ほども昔、
古代エジプト王国のファラオ(神権皇帝、王様)の陵墓といわれてます。
ピラミッドの中でも有名なのは、
ギザの三大ピラミッドで、
それぞれ、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓だとされています。
ピラミッドには数多くの興味深い謎があるのですが、
その一つとして、
これらは実際には、ファラオの墓として建設されたのではなく、
もっと、別の目的で作られたのではないか?たとえば、
何らかの観測施設、もしくは祭祀の施設ではないかというのが
あります。
実際にこれらのピラミッドの各辺が、
正確な東西南北に面しているとか、
内部に儲けられている通路が、
シリウスなどの特定の星の南中位置を指しているとか、
これらのピラミッドが天体の動きと何らかの関係を持っている事は
わかっています。
そしてこの三大ピラミッドの配置が、
オリオン座の三ツ星の配置を模しているのだ、という説が、
昔から指摘されています。
グーグルマップで見てみますと確かに。
ちなみに、三大ピラミッドの東側には、
ナイル川が流れていますが、
三大ピラミッドをオリオン座三ツ星になぞらえて空をみますと、
ナイル川のあたりには、天の川が流れています。
この説は、
今はどちらかというとトンデモ説扱いされているものですが、
またいつか、見直されることもある説なのではないかなあと、
ムー的に思ったりします。
ピラミッドと天体の動きとの関係がいろいろ見つかっている事を考えますと、
天体に興味のない人でも簡単に見つけることができるほど目立つ、
オリオン座の三ツ星に、
古代の人が意味を見出していたとしても、
不思議ではないですよね。
ちなみに、オリオン座とかの星座(プトレマイオス星座)は、
もちろん、古代エジプトの時代にはまだ無かったので、
当時の人がこの三つ星をどういうものとして考えていたのかは、
わかりません。
他にも、夜空の星を模したピラミッドがあったりするのかも
しれませんね。