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暮らすように泊まる貸別荘生活③動物園編(伊豆)

伊豆の貸別荘へ行った。

別荘の様子と周辺のグルメ情報はこちら▼

この別荘に決めたのは、すぐ近くに動物園があることもポイントだった。歩いても行ける距離。車ならわずか2、3分だ。
そこは伊豆シャボテン動物公園

私と夫は動物が好きで、旅先で動物園や水族館があれば必ず行く。
姪っ子も動物好きで、「伊豆に行く」と行ったら「動物園いろいろあるよ。特におすすめはシャボテン動物公園」とLINEをくれた。姪のお墨付きなのでますます楽しみだった。

特に今回一番見たかったのは「カピバラさんの露天風呂」だ。
この動物園では冬の期間にカピバラさんを露天風呂に入れてあげるという。サイトの写真を見たらめっちゃ可愛い。
「あー、早くカピバラさんに会いたいなぁ、露天風呂に入るんだって!」と毎日のように夫に話していた。

実際に行ってみると、平日だというのに結構人がいる。みんなカピバラさん目当てに違いない。
他にも動物はたくさんいて、ここの特徴は檻に閉じ込めているのを外から見るのではなく、広い空間に自分がお邪魔して、間近で動物たちと触れ合えるというところ。
すぐ隣にクジャクがいたり、ダチョウが歩いていたり、アヒルがケンカしていたり。
カピバラもすぐ足元にいて、ものすごく触れ合える。

夫の足にすり寄るカピバラさん
首どうなってる?
目が可愛い🩷
けだるいカンガルー
大喜利の「写真でひとこと」
をやりたくなりませんか?
きれいな瞳のフクロウさん
神秘的で引き込まれそう
仲良しミーアキャット
くっついてるのが可愛い🩷
「そこ、もうちょい下掻いて」

鳥類だけでなく、マーラといううさぎのようなネズミの大きいやつみたいなのもいっぱいその辺にいる。

マーラってこれ
おとなしくてかわいい

歩いていると、突然、横にいたマーラがオシッコをした。それを見ていたのは私たちと若いカップルだけだった。
オシッコの色はかなり茶色く、勢いよく真下にジャーっと流れていた。
「あ、オシッコした。茶色いんやなぁ」と思って見ていると、横にいたカップルの男性がボソッとこう言った。

「エスプレッソ抽出中」

それがもう「まさに!」というか、あまりにぴったりすぎる表現で、私は笑いをこらえるのに必死だった。夫を見ると、夫もぐっと耐えている。
私たちは足早にそこを去り、カップルに聞こえないところまで離れると、顔を見合わせて大笑いした。
「エスプレッソ抽出中って!!」
「あの人、センスあるわぁ」
「最高やな」
「もう笑いそうやったー」
二人でしばらく笑い転げて、伊豆の滞在中も何度もこの話で盛り上がった。
あの若者、大喜利のセンスあり、やな。

その後、レッサーパンダにエサをやれるということで、誰よりも真っ先に並んだ。

はりきってエサやりを楽しむ私
レッサーパンダちゃんの
ベストショット!
きゃー!かわいいー💕

そして、いよいよメインイベント!
13時半からカピバラさんの露天風呂タイムだ!
会場に行ってみると、もう人でいっぱいだった。前列には行けなくて、後ろの高いところから見ることになった。あー、残念。
でも、前列はお湯がかかることもあるというので、後ろでよかったかもしれない。
進行のお姉さんの説明があり、軽快な音楽と共にカピバラさんが入場してきた。思っていたより多い。ぞろぞろ露天風呂に入ってきて、みんなお湯が出る所に突進!歓声があがった。

ぎゅうぎゅうやんかー!
かわいすぎ💕
気持ちよさそう
みんな仲良くぬくぬく
あー、見ているだけで幸せ❤️

見ている間、進行のお姉さんがカピバラについての豆知識を話してくれるのだが、ちょっとショックなことがあった。
実は、カピバラさんは水の中で排便をする性質があるらしく、露天風呂の中でも……!
よって時間が経つと、茶色いモノがお湯にプカプカと浮き始めるという。
この事実を突きつけられ、童話のような世界から一気に現実に戻された気分だった。もっと見ていたかったが、プカプカタイムが来る前に立ち去ることにした。

もうひとつ、この動物園には特徴がある。「シャボテン」という園名にも関係しているのだが、サボテンの温室があるのだ。約1500種類のサボテンや多肉植物を見ることができる。

さらに、「サボテン狩り」ができ、自分だけの「サボテン寄せ植え」を作ることができるのだ。
常時約100種類以上のサボテンや多肉植物が販売されているので、好きなサボテンを選んでトレイに入れていく。鉢も種類が豊富なので、大きさやデザインを選んで持って行くと、工房のスタッフさんが土を入れてくれる。これで世界で唯一、オリジナルの鉢植えが完成だ。
このサボテン選びが思っていた以上に楽しい。値段と品種名のほか、花が咲いた時の写真も掲示されているので、私は花が咲くものばかり3つ選んだ。(下の写真の3つ)

これは少し大きめ
この白いふわふわのは
見た目も花の咲き方もかわいい
星みたいなやつ
黄色い花が咲くみたいだ


ちょっと大きめのサボテンを1つ入れたので、鉢も少し大きめに。スタッフさんがきれいに並べて土を入れてくれ、自分で選んだ砂を最後にかけてもらう。(いろいろな色の砂がある。私は自然な色のものにした)

仕上がりはこんな感じ
左の大きいのが私、右が夫のだ


サボテンを育てるのは人生で初めてだ。
本当のことを言うと、私はサボテンや多肉植物が少し苦手だった。なんだか「生きもの」っぽいからかもしれない。
特に人の背丈ほどある大きなアロエみたいなやつを見ると、子どもの頃に読んだ手塚治虫先生の「火の鳥」を思い出した。宇宙のある星で、人が火の鳥によって植物に変えられてしまうシーン。あの印象が強くて、サボテンや多肉植物に「人間っぽさ」を感じてしまい、少し怖かったのだ。

この写真の右前みたいなの

でも、たくさんのサボテンに囲まれているうちに慣れてきて、最後はとてもかわいいと思うまでになった。
春にきれいな花が咲いたらいいな。大事に育てよう。

動物と触れ合い、カピバラさんの露天風呂を見て、サボテンの寄せ植えを作り、楽しい動物園だった。
伊豆へ行ったら、ぜひシャボテン動物公園へどうぞ。

駐車場からの眺めも雄大です

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