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検査結果報告と、遅れたクリスマス

良い気持ちで新しい年を迎えたいと思っていた。
そのためには、ある難問をクリアしなければならなかったのだが、無事にクリアできた。

知っている人も多いと思うが、私は再発がんでステージ4だ。

前回の検査結果はこちら

これまでの状況がわかるのはこちら

ただ、もう1年半もの間、何の治療もしていない。3ヶ月に一度CT検査を受けていたが、まったく進行しないので、ついに4ヶ月検診になった。
先日、その4ヶ月後のCT検査があり、結果を聞く日が来た。

いつもと同じように診察室に夫と一緒に入る。先生が「どうですか?」と聞いてくる。「変わりなく元気です」と答える。これもいつもと同じ。
先生はCT画像を見ながら、「今回もほぼ変わりないですね」と。
その一言に安堵する。
もう先生にしたら、私はすでに「奇跡の人」みたいになっている。
普通はがんが進行するはずなんですよ、といつも言うのだ。今回も同じで、そう言われたが、さらに「想像以上に進行しないですね」と。
それで、結果的には「もう少し様子を見ましょうか。また4ヶ月後に」となった。

ホッとした。
診察室じゃなかったら、跳び上がりたいくらいだ。
よかった、本当によかった。

私の主治医は本当に良い先生で、この時もこう言ってくれた。
「楽しんでますか?」
嬉しくてすぐ答える。
「はい!楽しんでます!」
先生はにっこりして、「それならよかった」と。

ようやく本気で、私が治療をせずにがんと共存していくことを認めてくれたようだった。

それに、3月から私のがんに適応する新薬が保険適用になるという話もしてくれた。免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬を併せて使用できる画期的なものらしく、かなり効くとのこと。抗がん剤のような副作用もないようだ。

これを受けるかどうかは別として、いざという時に新たな治療法があることは本当にありがたいことだ。
こうやって、1年、2年と生き延びていけば、医療が発展して、もっと長生きできるかもしれない。ありがたいなぁ。

病院を出ると……はい、いつものように夫と小躍りしながら15時からやっている立ち飲みに行って乾杯した。
嬉しい。本当に嬉しかった。
(心配してくれていた方、ありがとうございます!)

ただ、そんなに喜びにひたっている暇もなく、原稿の追い込みで夜中3時まで書いて、翌朝起きるとすぐ取材に行って……のような日が続く。
クリスマスイブも朝から2件取材して、打ち合わせして、そのうえ転んで膝を負傷し、ふらふらで家に帰り、ソファに沈むという1日だった。
クリスマスディナーどころか、まともな食事を2日していなかった。

でも、なんとか仕事のピークは越えた。
今日(25日)は昨日できなかったクリスマスディナーっぽいことをした。
たいしたものは造れなかったが、チキンを焼いて、クリームスープ、ホタテのカルパッチョ、リースサラダを作った。ワインで乾杯。

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クリスマスツリーは、夫が1週間前から飾ってくれていた。
180センチくらいある大きなものだ。
下に敷いているのは、海外生活が長かった親友がくれた「スカート」。これがあると可愛い。
外国ではこの上にクリスマスプレゼントを置いておくのかな?

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ちなみに、ツリーに飾っているギターのオーナメントは、バイオリン職人の親友が作ってくれたもので、わかる人はほとんどいないと思うけど、B.Bキングのルシール(ギターの愛称)だ。B.Bキングを敬愛する私のために作ってくれたものだ。

クリスマスといえば、昔はロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを毎年母がプレゼントしてくれていた。

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今年はとにかく何の余裕もなくて飾れなかったが、リビングの吹き抜けの階段に、こんなふうに飾る。

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ちょっと遅れてしまったけれど、みなさま、メリークリスマス☆
ここまで読んでくださったみなさまに良いことがたくさんありますように。

いつもありがとうございます!

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