見出し画像

夫の誕生日に「淡路島でのヴィラ泊」をプレゼント

今年の夫の誕生日はどこへ連れていってあげようかなと考えていた。
ちなみに昨年は、犬山城攻めツアー&温泉旅館での宿泊をプレゼントした。

今年はどうしようかとかなり悩んだ。
なぜなら、最近の私はもう旅館で出されるようなコース料理を半分も食べられないからだ。素敵なお店をセレクトして外食するにしても同様で、満足に楽しめないばかりか、食事中ずっと夫に気を遣わせることはわかっていた。

そうなると、自分で食べられる分だけを料理するしかない。ただ、自宅でのパーティーでは味気なさすぎる。
悩みに悩んだ結果、見つけたのがこれだ。

淡路島にある一棟貸しタイプのヴィラ!

この建物に泊まれるのは1日2組だけ。真ん中で左右に分かれていて、それぞれが2階建ての別荘のようになっている。
キッチンやBBQコンロの付いたテラスもあるので、自分たちで食材を持ち込み、料理やBBQを楽しむことができる。これなら誰にも気を遣わずに自分のペースで食べられるし、誕生日らしいスペシャル感もバッチリ出る。

早速予約して夫に話すと、夫も「え~!そんなことしてくれるの?」と大喜びだ。(まあ、自宅からここまで運転するのは夫なのだが)

24日の当日は昼過ぎに出発。うちからは車で1時間半もかからない。明石海峡大橋を渡り淡路島に到着すると、まずは海鮮丼の店へ向かった。
ここでまず私は大失敗する。
最近の私は食が細く、量をあまり食べられない。そのうえ、肉や生魚が苦手になってしまった。自分でそのことはよーーーーーくわかっていたはずなのに、メニューを見ると元来の「食にがめつい性格」と「食い意地」がむくむくと顔を出し、こんなものを注文してしまったのだ。

海鮮丼!奥の天丼は夫が注文

長年の習慣ってホント怖い……。こんなの食べられるわけがないのに。
運ばれてきて見た瞬間、すでに「うぅっ!」となり、ようやく我に返った。
食べきれるかどうか、というより、すでに「食べたくない」のだ。
しかし、頼んだ以上、責任はとらなくてはならない。少しでも食べやすそうな刺身を選び、味噌汁で流し込むようにしながら必死で食べた。(なぜ注文した?)
夫にも少し手伝ってもらったが、結局少しだけ残してしまった。

店を出て、夫に「(注文する)私を止めてよ!」と逆ギレ(笑)。
「食べられへんと思ったけど、あの時止めてても絶対頼んでたと思うで」と夫。う~ん、確かに。メニューを見ていた時は以前の自分のように、何でもいくらでも食べられるような強気になってしまったのだ。
翌日帰宅するまで何度もこのことを思い出しては後悔し、「鯛の一夜干し定食にすればよかった……」と10回くらいつぶやいていた。

気を取り直して、道の駅やスーパーへ買い物に行き、いろいろと食材を買い込んだ。海鮮丼など余興に過ぎない。本番はこれからだ。

15時過ぎにヴィラへ着き、チェックインした。
ここは完全非接触の宿で、スタッフに会うことはない。キーはなく、メールに送られてきた暗証番号をドアのところで入力して自分で開錠する。チェックインは部屋の中に設置してあるタッチパネルで行う。今の時代にぴったりのシステムだ。

わくわくしながらドアを開けると、広い玄関ホールが現れた。
思わず「わ~っ!」と2人で声を上げる。

玄関ホール

靴を脱いで中に入ると、廊下の右に寝室が2つ。左側がバスルームと洗面所だ。どこもおしゃれでテンションが上がる。

寝室
洗面所
バスルーム

「2階に行ってみよう~」と階段を駆け上がると、さらに広い空間が現れた。

広いリビングには6人掛けのダイニングテーブル
ゆったりしたソファと70型テレビ
おしゃれなアイランド型キッチン
テラスからは明石海峡大橋が見える

「なんじゃ、これ~!」
「すごーい!」
と、私たちは大はしゃぎ。
我が家のものとは比べ物にもならないほど大きくやわらかいソファに座り、「成功者の家やな~」と思い切りくつろいだ。
本当に、2人ではもったいないほど広い。友達夫婦と4人で来ても楽しいだろうなぁと話した。

夕食はテラスでBBQ。私はやっぱり肉を2切れしか食べられなかったが、夫がもりもり食べて、終始楽しそうに笑ってくれていたので満足だった。
ちなみに、調理器具や食器、グラスなどもそろっている。

とっておきの「みむろ杉 木桶菩提酛」を持ってきた!

あまり飲めなかったが、自宅から持ってきた「みむろ杉 木桶菩提酛」がとてもおいしかった。普通の「みむろ杉」より味わいが複雑で濃醇。冷えていると感じないが、常温に置いていて少し温度が上がると、余韻に確かに「木桶」のニュアンスを感じる。新しい「みむろ杉」の世界観を味わえた。

夜になるとライトアップされた明石海峡大橋がきれい!

思っていた以上に素敵なヴィラで、夫は「こんなすごいところ、プレゼントしてくれてありがとう!」と何度も言ってくれたし、私自身もこの空間を満喫できた。
旅館やお店と違って飲み食いも自分のペースでできるし、疲れたらソファでくつろげるし、今の私には最高だった。
この前日に、セカンドドクターのところで温灸などしてもらって体調がよかったこともあり、いつもは夜ごはんを食べるとぐったりしてしまうのだが、この日は遅くまではしゃいでいて、夫が「なんか今日、元気やなぁ」と目を細めた。

最近では珍しく、ソファでいつまでもちびちびとお酒を飲んでいる私を見て、「かおりが元気やと、うれしいなぁ」とニコニコする夫。
ああ、もしかしたら、ヴィラより何より、これが一番のプレゼントになったのかもしれないと思い、心の中で「一日元気で過ごせた自分」にガッツポーズ。今年も誕生日のお祝いは大成功だ。

▼泊まった「BRIDGE coastal villa」の情報はこちら▼
https://www.awajivilla-bridge.com/


いいなと思ったら応援しよう!