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九州でパワースポット巡り&キャンプ(世界でいちばん旅するハスラー7)

九州2日目。まずは、西都原古墳群へ。
西都市はうなぎが有名という情報を仕入れ、昼ご飯に鰻丼を食べることにした。選んだのは本部うなぎ屋さん。創業1848年、店主は五代目という老舗だ。

鰻丼(上)を注文

うなぎは日によって仕入れ先が変わるようだが、この日は宮崎県産のもので、とにかく厚みがあっておいしい。ふんわり蒸したうなぎではなく、しっかり焼いていて、食べ応えがあった。
また、一緒に出された汁物が味噌汁ではなく呉汁だった。初めて食べたのだが、大豆をすりつぶしたものを入れているらしい。
どろっとしていて冷めにくいためか、飲むだけで体も温まったし、なんだか健康にも良さそうだった。(家でも作ってみたいと思った)

西都原古墳群は思っていた以上に規模が大きく、なんと大小300以上の古墳が散らばっているとのこと。車で走っているだけでは、それが古墳とはわかりにくいが、緑のきれいな場所だった。

わかりにくいが、盛り上がっているところが古墳

古墳について知りたくて、宮崎県立西都原考古博物館に行ってみた。
入った瞬間に「めっちゃ金かけてるやん!」と言ってしまうような、非常に現代的なミュージアムだった。普通の博物館ではない。
うまくお伝えできないのが残念だが、展示物に書かれているコピーが、とにかく雰囲気が強すぎるのだ。
たとえば、普通なら「この時代の人々は漁をして魚を食べていました」と書かれているようなものが、「彼らは生命を食らうのだ!」となる。すべてがこの調子で、それが面白くて、真剣に読んでまわったが、結局この古墳については何も頭に入らなかったという……。

この後は、青島神社へ向かった。この辺りへ来ると急に観光地っぽいムードになり、人もぐっと増えた。
青島神社は小さな島(青島)の中にあり、島全体が境内ともいわれている。架けられた弥生橋の参道を歩いていかなければならない。まさに海に浮かぶ神社だ。

しばらく歩くと鳥居が見えてくる

面白いのは、青島までの浜に「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩が続いていることだ。これは見ごたえがあった。

鬼の洗濯板と呼ばれている
近くで見るとこんな感じ

青島神社は、神話「海幸彦・山幸彦」の舞台で、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びのご利益がある。
せっかくこんな素晴らしい立地にあって、由緒正しき神社なのに、ちょっと観光色が強すぎるのは残念だった。
境内は「おみくじのゲーセンか」と思うほど、いろんなタイプのおみくじが並んでいる。ゲーム感覚で楽しいかもしれないが、私はあまりご利益を感じられなくて一度も引かなかった。

ただ、「祈りの古道」と呼ばれる絵馬がたくさんかかった道は「植物園の温室?」と思うほどの熱帯雨林のような木々が生い茂っていた。

神社の中とは思えない!

この道を抜けると「元宮」がある。こちらは縁結び以外にも、病気平癒にご利益があると書かれていたのでしっかり参拝させていただいた。

祈りの古道を抜けたところにある元宮

弥生橋を渡る参道は海風が強かったが、とても気持ちがよかった。島全体が良い気に包まれていて、風に吹かれているだけで元気になってくる。

空が美しかった!

日向夏のジュースを飲んでから、宮崎市内へ向かった。この日はホテル泊。少し休んでからご飯を食べに街に出た。

私の「おいしいものアンテナ」は、まず外れることがない。
この日も「ここ!」とピンときた店に入ってみると、やっぱり当たりだった。旬の食材を使った料理と日本酒がおいしい「蓬や」さん。

新鮮なお造り。イサキの炙りが特においしかった
野菜がカウンターに並んでいたので、椎茸の天ぷらを注文
白甘鯛の塩焼き。私の大好物!

さすがに疲れていて、体調がいま一つ良くなかったのが残念だった。
日本酒1合飲むのがやっと……。(十分やん!というご意見もあろうと思いますが)
本当はもっと宮崎の夜を楽しみたかったのだが、まだ翌日もあるので無理しないようにして引き上げた。
明日は鹿児島に入って、またキャンプだ!

(つづく)


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