ひとつの雑誌を10年書き続けるということ
日本酒の業界誌「酒蔵萬流」という雑誌でライターとして書かせてもらうようになって、もうすぐ10年が経つ。
創刊号は2014年4月。
初めて取材に行ったのが2013年の秋だった。
今でこそ、日本酒ライターっぽい取材もできるし、それなりに自分らしさも出しながら記事を書けるようになったが、始めた頃は素人同然。まともなインタビューなどできなかった。
たとえば、「こういう機械で米を洗っています」と言われても、それが特別なことなのか、一般的なことなのか、その区別がつかない。
初めて見る