『レッド・デッド・リデンプションII』とワタシ
オープンワールドのゲーム
おっさんですので、オープンワールド型にそんなに慣れてないんです。なので、なんていうんでしょうね。例えば、むかしむかし、マリオカートが出たばかりのころ、ゲームに慣れてないオカンが、ちょっとやってみたいから貸して、と言う。でも、こう、やってみたはいいけど、ただ大きな声を出して、ジョイコンではないスーパーファミコンのコントローラを振り回しながらカーブを曲がり切れず、ゆっくり直進する、みたいな。自分の思いとはウラハラに、ゲームに振り回されるというか。コントロールしきれてないところを楽しんでいる、ような。
おっさんにとってこのゲームは、オープンワールドのためなのか、没入する深度が大きい気がします。もともと没入はするタイプだと思うのです。中2の時、ドラクエ5の結婚イベントで、ビアンカとフローラをすぐに選ぶことができず、2週間は街の周りでレベル上げをしていたものです。
さてRDR2
以下、RDR2 うっすらと本編ネタバレに抵触いたします。これからプレイを楽しみにされている方は閲覧ご注意ください。
本編、没入が楽しくて。ロールプレイングがロール(役割)を楽しむ(プレイする)というゲームであるとすると、このゲームに出てくる主人公のアーサーに対しては、がっつり感情移入してしまうわけです。アーサーは、西部開拓時代を生きる、そっと未来の憂いを抱える、超エースのギャング。生きるために止む無く悪事に手を染める。肉食獣みたいな感じ。生きるため以外にはむやみにヤらない。止む無くやるにしても、悪い奴からしか取らない。例えばアーサーを操るワタシは、列車強盗の後、金品を奪い取った被害者を、撃つのか、見逃すのかを選べるわけです。見逃せば、もしかしたら応援を呼ばれるかもしれない。でも逃がす。ここまでにしておきたい自分がいる。選択に使える時間もそんなに与えられるわけでなく。苦悩と葛藤。ほんで「ちきしょう!逃がすんじゃなかった!」的な展開したりして。楽しい。
ギャングなんかもね、しなくてもいいんです。朝起きて、ヒゲ剃って、野生の鹿つかまえて、ミント摘んで、焼いて食って寝る。そうしてりゃいいのよ、ワタシのセーブのアーサーは。ひたすら大きな魚釣って焼いてキャンプして。
でもこう、ギャング団。よくできてて、そんな暮らししていると、恩のあるリーダーが「おいアーサー、ちゃんとしてくれよ」と来る。このリーダー、ダッチさんというのですが、いろいろ裏目に出てしまう。もうこちとら平和に暮らしたいのに、世の中が動くから、リーダーがせっつくから、あわせて動くとギャング団は裏目に出ていく。
結果、なんやかんやありまして、そのなんやかんやもここでは書ききれないぐらい、なんやかんやあるのですが、アーサー死にます。ゲーム序盤でもらった病気で。プレイヤーサイドが、あれこれおかしいぞ?って思った時にはもう病気はだいぶ進行してたりして、しんどい。呼吸とか、顔色とか、体系とか。死にます。墓もできます。
なので、RDR2、ワタシ。ちゃんと2週目スタートさせて、アーサーがしっかり生きている時間帯でセーブして、そこで辞めた。2週目の途中がワタシのエンディング。アーサー元気で生きてて、馬の名前をアーサーだからヒールーがいいよね、ってしてる頃でエンディングにしてます。そんな話。
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