夢は何歳でも抱いていい
こんにちは。NHKの18祭アーティストが発表されて、このテーマで書こうと決めました。
ちなみに私は第1回のワンオクの18祭に参加した。忘れられない思い出。今年もたくさんの悩みや葛藤や喜びに溢れたきみたちのいろいろな色をみせてほしい。また参加したいなぁ。28祭フェスとかやってくれないかな。大人の葛藤もたくさんの人に響いて、きっと感動する素敵な回になると思うんだけどな。NHKさんよろしくお願いします。
さあ本題いきます。
みなさん夢ってありますか?
大人になると、夢って無くなっていくって言いますよね。子供の頃に抱いた夢も、進路や就職といった大きな分岐点で選択を迫られるたびに薄れていってしまったり。日々を一生懸命生きていて、夢を追う余裕がなくなってしまったり。
「若者がそういった理由で夢を諦めたり夢を追いかけるエネルギーを失ってしまうのはもったい無い。大人たちが子供に夢を与える環境を作るべきだ」
これは新卒で入社した会社の代表が言っていた言葉なんだけれど、本当にそうだなって思うんだ。昔よりどんどん多様化する社会で、まだまだ知らない職種もこれから職業として認められていく仕事もたくさんあると思う。本人が諦めたりするのは良い。割り切って次の未来を歩むのなら全力で応援する。でも、せっかく憧れを持ってくれた若者の未来を私たちが潰しちゃいけないんだよ。
夢に関するお話で、もう一つ心に残っている思い出がある。大学一年生の夏、フィリピンに2週間のスタディツアーに行ったんだ。当時のマニラは今ほど発展していなくて、ストリートチルドレンやゴミ山、汚染された川、物乞いで溢れていた。それだけでも日本との違いにすごく衝撃を受けたけど、忘れられない出来事があった。
ストリートチルドレンの子と遊んでいた時、「将来の夢は何?」と聞くと、「夢はない。夢は持っちゃいけないんだ」と言ったんです。衝撃だった。苦しかった。涙が出てきた。
「夢を抱く・抱かない」じゃなくて「夢を抱くという選択肢」すら無かった。みんな今を生きることに必死で、ゴミ山から売れそうなものを拾う毎日。
その子供の言葉を聞いて、私は夢を持てる環境にいるなら夢を持たなきゃもったいない、って思った。
夢がない人を批判するわけじゃない。でも、せっかくこんなに恵まれた日本という国で育っているのだから、未来にワクワクして生きていかなきゃいけないんだって思った。
私には今「スポーツ通訳者になりたい」という夢がある。
そしてありがたいことに私の周りには夢を馬鹿にしたり笑う人はいない。それも本当に恵まれてる。
夢は見るものではなく叶えるためにあったほうがいいけれど、叶えられなくても、途中で夢が変わっても、夢に向かって何かに挑戦して追いかけてる姿がキラキラしてるんじゃないかな。
夢っていうと大きく聞こえるけど目標でもなんでもいいんだよ。未来を見ることができることがすごいことっていうことを伝えたい。
夢や目標を持っている人ってそれだけでカッコよく見えちゃうのはそういう理由なんじゃないかな。
何歳でも、どんな夢でも抱くことに価値がある。夢を持てるのはありがたいこと。
そんな思いで、私は今日も生きています。フィリピンで学んだこの思いを大切に心に残しておく。
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