ChatGPT × Blue Prism コンテストを開催しました!
こんにちは! RAMです。
今回は、8月に開催したパートナー技術者向けイベントについて紹介いたします。
イベントのテーマは、最新のトレンドである生成AI(ChatGPT)で、非常に有益な情報が含まれていると考えております。ぜひ最後までご一読いただければ幸いです。
それでは、宜しくお願い致します。
イベントのテーマと目的
Blue Prismでは、最新の技術情報提供と、パートナー様同士の交流を目的に、定期的に技術コミュニティ会を開催しています。2023年8月のコミュニティ会では、「ChatGPTを使用したBlue Prismの自動化コンテスト」というテーマで参加型のイベントを開催しました。このコンテストは、ChatGPTを用いた自動化の可能性について、パートナー様同士がそれぞれのアイディアや知識を共有し、パートナー様のビジネスに貢献することを目的としています。
イベントの内容と発表の詳細
コンテストには、計7チームにエントリーいただきました。発表では、面白いアイディアから、デモを交えたビジネスに直ちに適用可能なものまで、さまざまな内容を共有いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
各チームの発表に対してBlue Prism社員(3名)が審査員として採点し、優勝チーム(1位~3位)を表彰、賞品をプレゼントさせていただきました。
本記事では、最優秀賞(1位)を受賞された「株式会社JSOL様」の発表内容を以下簡単にご紹介いたします。
最優秀賞の発表内容
JSOL様からは、日本における社会的な問題でもある介護の課題について、「介護の作業負担を軽減し、介護の人手不足を解消する」というテーマで発表とデモを実施いただきました。
発表では、以下2つのユースケースが紹介されました。
1. 介護に関するQ&A
アプリ上で介護未経験者が質問を投稿すると、必要な情報を即座に確認することができる機能
2. リアルタイム介護記録:
介護施設職員が音声などを使用して介護内容を入力すると、介護記録が自動生成される機能
まず、「介護に関するQ&A」の動作イメージは次のようになります。ユーザーはスマートフォンアプリを使用して簡単に問い合わせを行い、迅速に適切な回答を受け取ることができます。
次に、以下が「リアルタイム介護記録」のイメージです。
入力画面では、音声などを利用して介護内容を入力し、それが自動的に整理・成型されて介護記録として登録される仕組みとなっています。
最後に、今回ご紹介いただいたソリューションのアーキテクチャは以下の通りです。ユーザーがアプリ上で入力した情報は、ChatGPTやそのChatGPTを開発したOpenAI社の音声認識モデルである「Whisper」を使用して整理されます。そしてChatGPTとBlue Prismを活用して回答を作成し、利用者に返すような流れになります。
厚生労働省や施設のウェブサイトから情報を収集し、複雑なコンテンツを整理・整形するためにBlue Prismを利用する他、介護記録をエクセル形式で出力する際もBlue Prismを利用して自動化をしています。
以上、JSOL様の発表内容は、日本の社会問題に対する具体的な解決策として実践的なソリューションであること、デモによる実現性の説得力、資料や説明のわかりやすさという点から、Blue Prismの審査員から高い評価を受け、最優秀賞となりました。
まとめ
ご参加いただきました皆様のおかげで、非常に有意義なコンテストとなりました。生成AI+自動化の可能性について、互いに参考になる内容でした。
今後も同様のイベントを企画してまいりますので、どうぞご期待ください。
長文となりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
以上となります。
RAM