青井隼人

琉球列島の言語・方言を研究しています。専門は音声学・音韻論です。宮古群島の多良間島と沖縄本島の北東に位置する離島・伊江島を主なフィールドにしています。 調査・研究の傍ら、より良い(=楽しくて、学びになる)研究会や勉強会・授業の形を模索中です。

青井隼人

琉球列島の言語・方言を研究しています。専門は音声学・音韻論です。宮古群島の多良間島と沖縄本島の北東に位置する離島・伊江島を主なフィールドにしています。 調査・研究の傍ら、より良い(=楽しくて、学びになる)研究会や勉強会・授業の形を模索中です。

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    人文系の研究を深め、おもしろさを豊かにし、可能性を広げたい。そのために考え、活動する日々の記録

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    学問研究の専門領域を超えた交流を通して、本当に問うべき問いとは何かを考える場を作る試みの試行錯誤を共有します。

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【開催報告】LingDyインターゼミナール

2021年3月24日(水)にLingDyインターゼミナールをオンラインで開催しました。 イベントの詳細はこちら このイベントは、フィールド言語学を専攻する修士課程〜博士課程の学生を対象に、大学の垣根を越えた交流を支援・促進することを目的とした企画です。 もともとは昨年2月末に企画していたイベントでしたが、新型コロナウイルスの感染が広がった影響で中止となっていました。 今回、企画を練り直してオンラインイベントとして開催しました。 オンラインイベントということもあって、福岡

    • オンラインでも伝わる研究発表の4ポイント

      5/8に「オンライン研究会のすすめ方」と題したオンライン・ワークショップを開催しました。 テクニカルワークショップ「オンライン研究会のすすめ方」 外出自粛が続くこの2ヶ月の間で、オンラインによる研究会開催の需要が急速に拡大しています。 オフラインで開催する予定だった研究会をやむなくオンラインで開催、という場合もあると思います。 今回のワークショップは、オンライン研究会をオフライン研究会の代替手段として位置づけるのではなく、オンライン研究会だからこそできることを整理し、オンラ

      • ZOOMによるオンライン授業で使えそうな機能3つ

        ゴールデンウィーク明けから非常勤先での授業が始まります。 新型コロナ感染拡大の影響を受けて、当面はオンラインでの開講となります。 昨年度末に提出したシラバスは対面授業を前提に組んでいたので、それを大幅に見直して、オンラインという環境に適したデザインに組み替えている最中です。 その過程で、きのう(2020/4/24)はZOOMを使って私のオンライン授業の練習会を開催しました。 学生たちの前でやるのに先立って、とにかく一度オンライン授業を体験しておきたい、と思ったからです。 あ

        • 【開催報告】テクニカル・ワークショップ「伝わるポスター・プレゼン」

          2019年7月10日と17日にポスター発表をテーマとしたワークショップを開催しました。 詳細は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所のLingDyプロジェクトのサイトをご覧ください。 テクニカル・ワークショップ「伝わるポスター・プレゼン」 参加者の積極的な参加のおかげで、とても盛り上がりました。 理工系の学会だと事情が違うようなのですが、人社系の学会では、ポスター発表は口頭発表よりも地位が低く見られがちで、あまり盛り上がっているとは言いがたい状況です。 今回の

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        記事

          【開催報告】九州大学でのプレゼンクリニック

          2019年6月18日に九州大学(伊都キャンパス)でプレゼンクリニックを実施しました。 このプレゼンクリニックは、下地理則先生のゼミ生を中心とした言語学研究室の学生を対象におこなった出前講義です。 「クリニック」と題されているように、今回の講義は、ゼミ生たちのプレゼンに見られる「症状」を解決してほしいと下地先生から依頼されたものでした。 事前に下地先生から伝えられていたゼミ生たちの具体的な「症状」は以下の通りです。 ・論点を絞ることに慣れていない ・じっくり読むことが前

          【開催報告】九州大学でのプレゼンクリニック

          【開催報告】岡山大学でのプレゼンセミナ(第2回)

          2019年6月25日に岡山大学でプレゼンセミナをおこないました。 このプレゼンセミナは、又吉里美先生のゼミ生を対象におこなったもので、全4回を予定しています。 (第1回目の開催報告はこちら) 第2回目のテーマは「先行研究を読む」でした。 今回の目標は、複数の文献を比較して読めるようになる、でした。 今回はアクティブ・ブック・ダイアログ(ABD)の手法を応用して、読書法に関する文章を読んで話し合うというワークをおこないました。 (ABDを取り入れた講読の授業について

          【開催報告】岡山大学でのプレゼンセミナ(第2回)

          【開催報告】岡山大学でのプレゼンセミナ(第1回)

          2019年4月16日に岡山大学でプレゼンセミナをおこないました。 このプレゼンセミナは、又吉里美先生のゼミ生を対象におこなったもので、全4回を予定しています。 第1回目のテーマは「研究計画書を書く」でした。 これから卒業論文を書くにあたって、具体的に扱うテーマを絞り込んでもらうのが目標です。 セミナは、レクチャとワークの2部構成で実施しました。 レクチャ:相手目線で考えるレクチャでは「相手目線で考える」ことがとにかく大事だということを話させてもらいました。 論文に

          【開催報告】岡山大学でのプレゼンセミナ(第1回)

          アクティブ・ブック・ダイアローグを取り入れた講読の試み

          「日本語研究史」という授業を非常勤で担当しています。その授業を今年度はアクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)という手法でおこなっています。 どういう経路でこの手法にたどり着いたかは忘れたのですが、学生たちが主体的に読書できるような授業にしたいと思ったのがきっかけです。 というのも、ぼくに日本語学史をわかりやすく解説するだけの知識がなかったからです。 だったら一緒に教科書を読んで、一緒に学んでいくやり方にしようと思いました。 前回までは、オリエンテーションとして、A

          アクティブ・ブック・ダイアローグを取り入れた講読の試み

          5/29(水)13:00-16:00 ワークショップ「フィールドノート (2):デジタルツールの活用」

          「フィールドノート」をテーマとしたワークショップを開催することになりました。「フィールドノート」をテーマとしたワークショップは今回で2回目です。 フィールドノートの取り方については、京大式カードなどいくつかのやり方が提案されていますが、今回のワークショップではそういった特定のやり方を紹介するのではなく、参加者の皆さんが日ごろ実践している具体的なノート術のアイデアやノートに関する悩みを共有する場にしたいと思っています。参加者全員で意見を出し合い、アイデアを共有することを通じて

          5/29(水)13:00-16:00 ワークショップ「フィールドノート (2):デジタルツールの活用」