好きを喋るシリーズ❶ラジオと私
私はラジオが好き
ラジオを聴く頻度とむしゃくしゃする気持ちの大きさは、絶対に比例してる。
エピソードの分だけ挫折がある。ラジオと私の話。
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ラジオデビューは中学生の頃。
ニッポン放送で平日の22時から帯でやってた東MAXの番組。(名前忘れちゃった)
同世代リスナーのメールを聴きながら、この人たちと友達になりたい!って何度も思った。「友達になりたい」っての自体、はじめての感情だった。
当時はファンモンとかどストレートな正義ソングが流行ってたんだけど、そういう歌でよくある「キミはひとりじゃない」ってやつ。
あれ、ラジオでまんまと痛感した。
それからANNを聴いた。小栗旬、くりぃむしちゅー、福山雅治、半田健人、ナイナイあたりを聴いてた。オープニングのタイトルコールがカッコ良くて、ただただ憧れ続けた。
FMラジオは、千葉県民なのでbayfm。バッキー木場のCDランキングとか、音楽系を適当に聴いてた気がする。
オシャレでハイカラなの、FM。
余談だけど、我らがbayfmの合言葉は
「Love our bay, Love our future」
いや、
あまりにもカッコ良すぎやしないか。
circawavesの曲みたいだなっていつも思うんです。
ラジオは時代遅れって言う人たちに、突き付けたいカッコ良さがあるなあって。
それはさておき。
月日は流れて、高校生になった。
ラジオから離れた時期が少しあったけど、受験勉強のときに久々に聴こうと思って、試しにつけたのがTBSラジオ。爆笑問題カーボーイ。
大笑いした。
それも爆笑問題でじゃない。
投稿メールで。
JUNKリスナーになった。
電車の中で毎週必死に笑いをこらえてた。
当時の私は東京の大学まで、約2時間かけて通っていて。最初は遠すぎて腹がたってたけど
JUNKは2時間あるから「聴く時間をくれてありがとう」とすら思った。
この街のどこかにも、同じようにこの番組で笑いをこらえてる人がいるって思ったら、その内輪感にたまらなくグッときた。
番組のバックナンバーが聴けて、早送りとか巻き戻しできるアプリを作りたいと思った。
2-3年後に、できた。radiko。
先越された。ひとりで、「(このアイディアが)バレたか」って言った。※別にバレちゃいないんだけど
ラジオは、聴いてるみんなが主役になれる。耳の中で広がる狭いラジオブースで、この番組を聴いてる同士にしかわからない内輪笑いがある。
アルコ&ピースのピカチュウ事件。
テレ朝加地さんのフルメタルジャケット事件。
翌日聴いた人だけがこの言葉をツイートする。
私にはその言葉の意味がわかる。それがうれしかった。
ラジオを聴いて、思わず吹き出すことがある。
口ではあとから「あのとき恥ずかしかった」と“普通”を意識して言ったりもするけど、実際その場では「この面白さを知らないなんて残念だね!」と、周囲に対して恥ずかしいどころかむしろ誇らしい気持ちにすらなる。
それが、ラジオが最高なポイント。
ラジオと私。
挫折の分だけ笑いたくなる。
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