VdBL俳句を作ろう 1日め/2月6日
私はアラサーの腐女子である。BLには長い間親しんできたが、俳句を作ったことはない。しかし、バレンタインポストでバレンタインBL俳句を贈ってもらって、たいそう感激したのをきっかけに、なんとかしてBL俳句を、それもバレンタインBL俳句を作りたいと思った。
目標は2月14日までにBLバレンタイン俳句を、できれば私が好きだ、作って良かった、と思えるような一句を作ることだ。
短詩歴はというと、作歌にはチャレンジしたことがあるが、10首に満たない。俳句は1句だけ、フォロワーさんに教わって作ったことがある。歌集や短歌入門書は読んだことがあるが、句集や俳句の入門書はほとんど未読で、義務教育でも習ったことがない。
「一週間後には、きっと俳句が詠めるようになります」と俳人のフォロワーさんはあたたかくはげましてくれたのだけれども、果たして本当に俳句を詠めるようになるのだろうか。
そんな訳で、2月14日になればこの記録は消すかもしれないが、1週間で素人が俳句を詠めるようになるのかというチャレンジ日記を書いていきたい。
1日目(2月6日)
自分に課したルールは2つ。季語を入れる。17音にする。
音数と季語について確認する。チョコは2音、バレンタインデーは8音。
バレンタイン・デーを読み込もうとしてつまづく。季語を傍題「愛の日」に切り替えて再チャレンジ。抽象度が高く音数の少ない季語の方が詠みやすい、とのこと(確かに)。リズムは5345、5435を意識する。「バレンタインデー」+7音+5音でリズムが安定するとのアドバイスを受ける。というかめそめそしていたらはんぺんさんとみこまさん、そのほか俳人の方がたにテクニカルなアドバイスをいただく(すみません、ありがとうございます)。これは後でちゃんとまとめたい。
新しい概念を教わる。つきすぎ、はなれすぎ(つかずはなれず)。二物衝撃、一物合わせ。入門書によると一物合わせの方が難しいらしい(ほんとう?)。
詠んだ俳句:7句
愛の日よ繭よライナスの毛布よ
小春かなチョキで勝ったらちよこれいと
愛の日を過ぎて不可食チョコレート
身食いせよバレンタインといふ日なり
バレンタインデー空のお城の王子様
義理は嘘ひとりで割ろう薄氷
春なんか来なくても良い愛の日よ
読んだ本:『夏井いつきの超カンタン!俳句塾』(夏井いつき/著)
『拝復』(池田澄子/著)