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野犬生まれ・保護犬まちゅんと過ごす日々。age:1【July】


子犬、めでたく1歳を迎えました。
正確に生まれた日は分からないので、保護時生後2ヶ月弱という見立てから、我が家に来た日を生後2ヶ月としたのでした。
今も野生化してしまってどこかで生きているであろう子犬の母と父よ。
ものすごい可愛い子をありがとう。

さて。
1歳ということは『子犬』ではなくなってしまった。
タイトルを変えなければ。
ここは名前で、といきたいところだけど、子犬の名前はかなりの高確率であまり被らない名前で。
なので、数ある愛称から、私だけがこっそり呼んでいる(夫も呼んでない)『まちゅん』を冠したいと思う。

まちゅん です!
ちなみに『ま(名前)』『ちゅん(ちゃん)』です。



◯Today's photo

我が家で採れたとうもろこし。
食べたいと申しております。
庭でトマトやら茄子やらピーマンやらを育てているので、まちゅんは超新鮮野菜を食べている。
ピーマンを生で食べた時は驚いたよ。

◯群れの関係性

犬にナメられるとか、服従とか、上下関係とか、リーダーとか、よく聞く。
私はよく動画を参考にさせてもらっているドッグトレーナーさんの「犬は飼い主(家族)をラベリングする」という話が一番しっくりきている。
それはまちゅんと過ごすようになって感じることで、確かに彼は私たち群れの仲間を誰が上とか、見下すとか、そういった視点では見てないように思う。
例えば指示をよく聞くのは夫だけど、夫が手に持っている食べ物は食べていいと思っている。
私の食べ物はもらえるのをじーっと待つ。
これは、夫は飼い始め期に苛立ってキレてたからやや怖いと思われていて、けれど持ってる食べ物を何でも与えようとするから(止めてくれ)それをNGだと思ってはいない。
対して私は、夫に比べたら力も弱いし、おそらくまちゅんの本気には敵わないから、彼もそれを解っている。
けれど、食卓のものは基本あげないし、何かをあげる時はコマンドを伝えるので、待った方が得策だと理解している。
なにより、まちゅんは群れ全員が揃うことを大切にしてる。
私達どちらかがいない時は、寝室である2Fを見上げたり(階段登れるけど2Fは行ったことないので登らない)、トイレに行ってみたりと探している。
私達は、群れという名の家族になったようだ。

群れの時間の幸せな寝顔。


◯ドッグラン活動

とにもかくにも暑いので、といっても関東のアスファルト地獄の暑さに比べれば朝晩は涼しいし、散歩道は大体農道だけど。
それでもまぁ暑いので、まちゅんの散歩時間は段々と短くなっている。
そんなわけで、体よく疲れてほしいという思いと、なにせまちゅんは犬と遊ぶことへの興味が強いので、車で15分弱ほどの場所にあるSA併設のドッグランによく行くようになった。
傾向として分かったのは、自分より年少な子と、逃げ腰な子へはやたらと追いかけて追い詰めるところがあるということ。
同じくらいの年齢の子とは大型小型関わらず遊べるよう。
そして年輩わんこには相手にされないことが多い。
もしやまちゅん、ちょっとウザキャラなのだろうか。

◯雷が怖い!にげろ!

それは、夜間に東北地方で雷が轟いた日。
夜中に響いた雷で目が覚めた時、たしかに『まちゅん大丈夫か…?』とは思った。
思ったけど、特に物音聞こえなかったし、大丈夫だろうと眠気に負けてしまった。
朝、いつもなら絶対に聞こえない距離感で、まちゅんのクンクン鳴きが聞こえる…。
やったなコレ、と寝室である2Fから階段を覗くと、階下に見上げるまちゅんがいた。
キミが此処に来るためには、寝床にしてる木製ケージをよじ登って越えなくてはいけないはずだ。
ついにやったか。
よほど雷が怖かったのだろう。行ってあげればよかった。
ケージを越えたのに私達はいなくて困っただろうに。
犬も子どもも、イヤな予感は無視してはいけないのだ。

花火も怖くてペッタンコ寝だった。


◯そして茶の間フリーへ

雷の翌日、やるだろうなとは思っていた。
一度越えたケージの柵を忘れるはずなどなく、まちゅんは昼間にも柵越えを果たした。
しかも、柵の向こうは仏間なので襖を閉め切っていた。
茶の間に出てこれないし、柵を越えるモチベーションはあっても何故か戻らないのが犬なのか、水断ち状態だったのだ。
こりゃダメだ。
その日から、半ば強行突破で、まちゅんは茶の間フリーを獲得した。
茶の間でイタズラが多いようならケージに高さを出すか、屋根を付けるか、と検討していたけど。
昼間のまちゅんは基本寝ているので、さほど困るほどのイタズラはしなかった。
というか茶の間には、イタズラできるほど物を置いていなかった。
以前から開拓していた畳の耕地拡大を除いては…。

まずは犬歯を引っ掛けて、少しずつ毟っていくよ!


◯さらに畳からフローリングへ

畳があまりな有り様になり、これでは友達も呼べないし、何より落ち着かないということで。
フローリングに張り替えた。
夫が。
ひとりで。
たった2日で…。

同じ部屋とは思えない…

いや、なんか、もう、すごい。
私は労力で手伝うのは無理があったから(というか嫌だったから笑)、お金出すから誰か手伝ってくれる人雇う?と金で解決しようとしたけど断られ。
結局夫は、私が日勤に出てる2日間でひとりで作り上げてしまった。
フローリング、快適である。
けれど、犬は仕事を探す生き物。
畳を耕す任務を解かれた(と思っている)まちゅんは、次は壁を削り始めた(笑)
キミは縁側警備のみでいいのだよ。

でもフローリングは滑るんだよね。
対策せねばね。


◯一泊預かりに行く

かねてより予定していた一泊預かり。
練習のために3回、一時預かりも利用した。
預かり中は、気になればLINEください〜すぐではないけど様子お伝えします!とのこと。
様子伺いを送る前に、インスタのストーリーにアップされていた。

自 由 だ っ た。
いいんだ。それでいい。
自由すぎる生き方してきた飼い主夫婦の元に来たのだから、キミも自由であれ。

しかし、やはり翌日迎えに行った時はなかなかにキュン鳴きをして飛び付いてきた。
なんでなの?どうしてなの?何だったの?どういうことなの?帰るの?おうち帰れるの!?
と、過激な質問責めにあっている気分。
食事と排泄は問題なかったようだけど、疲れが出てきた頃に他犬にガルつくようになったそう。(噛んだりはしてない)
また夜はなかなか眠れず、ケージを引っ掻いたり鳴いたりしてたとのこと。
オーナーさんは『甘えんぼちゃんだね!』と言っていた(笑)
普段はそうでもないんだけどな…。

帰りの車はぐっすり。
とにもかくにも、お疲れ様!ありがとう!


◯デビュー食材

もはやトッピングなどの『食材』ではないけど。
ピーマン、ズッキーニ、イカ、鮎、マンゴー、スイカ等など。
もう新しいものは増えないかな??

玄関が1番涼しいことに気がついた1歳の夏。
あらゆるサンダルが犠牲になった…。


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