フラッシュバックからの脱却
僕は1回目の大学受験を全敗し、高校を卒業した後に予備校に1年間通っていた。俗に言う留年というやつだ。気の知れた仲間も同じ予備校に通っていたが、クラス分けで自分は一番上で一人だけ。友人は何人も同じクラスで勉強していた。一緒に飯を食うことはあったけど、その多くの時間は嫌でも自分と向き合わされた気がする。
正直、あの空白の1年間を思いだしたくなかった。同級生のインスタには楽しげな大学生活、恋人との写真で埋め尽くされ、Twitterでは見てるだけで疲れるようなクソみたいな議論