5.北欧の暮らしに欠かせない、森の話
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〜2月21日 17:00
2024年12月10日
(English Follows)
先日、面白い話を聞いたので、まずはそのことから始めたい。
教会で会ったとある男性がこう話していた。「北欧の冬は暗いし寒い。だから心を病む人も多いよね。でも、ビタミン剤を飲む前に、おすすめしたいことがある。」「それは」、と勿体つけて彼は続けた。「家の中にいず、外に出て、森に入って、寒くて暗い世界に自分を溶け込ませるんだ。そうして、思い切り、悲しい感情を味わうんだよ。」辛い時に、それを紛らわせようとしてあえて明るく振る舞うからある時そのギャップに耐えきれなくなって、心は病むのだ、というのが彼の考えだった。
フィンランドのほか、スウェーデン、ノルウェーなどの北欧諸国には自然享受権がある(ただし、人口の多いデンマーク、自然の生育環境が厳しいアイスランドには厳しい制限がある)。この権利は憲法でも保障され、誰でも森でキャンプやハイキングをしたり、きのみやきのこをとったり、川で泳いだりカヌーをしたりできる。
私が普段暮らしている高知県は、日本で森林率が最も高いとされており、日常的に木々や鳥の囀り、美しい川を見ることができる風光明媚な場所だと感じている。実際に、高知県の森林率は84%で、フィンランド国土の森林率74%を大きく上回っている。だが、以下の画像を見てほしい。
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