8-1 WTC Inc. 1996 Autumn Season
皆さんいつもお疲れ様です。いつもの青木です。
ようやく8月も終わり、秋っぽい雰囲気の日もぼちぼち出てきましたね。青木は圧倒的に冬派の人間なので、これからどんな服を着ようかワクワクします。
今年の冬はいつものミリタリーに加え、素材に頼った薄めのニットなんかも取り入れていきたいところ。後はテーマカラー「ゴールド」を目の遠くに見据えながら、、、といった感じでしょうか。ワクワク。
僕のスタイルはまた詳しく徒然スタイルでnoteにでもまとめようかなと。お楽しみに。
ここからは今年の秋にリリースする新シーズンのトレイラーストーリーです。どうぞ。
WTC Inc. 1996 UK
1996年夏のWTC Inc.はヒューストンに支社を置き、NASAなどの宇宙産業に携わる会社と地球外活動設備の開発を行っていました。
その結果、一定の成果を収め、評価を得たWTC Inc.ですが重要なポストを任せてもらえるほどの開発能力を大成したわけではなかったのです。それはWTC Inc.のシステム開発下部組織である「BEG TECH®︎」のリソース不足により、機材に必要不可欠な集積基盤の構築が想定していたレベルに達せず、次世代機になりうるような内容では無かったのです。
NASAは次期ロケット・宇宙探索設備のコントラクター(開発会社)にWTC Inc.を再選せず、WTC Inc.の宇宙への挑戦はたった3ヶ月で幕を閉じます。
そこでWTC Inc.の社員たちは、マシンのソフトウェアレベルが時代の最先端でないのであれば、現環境の性能で勝負ができる分野をリサーチします。そこで選ばれたのが、スーパーコンピュータほどのスペックを要しなく、開発が比較的簡単であると言われていたアーケードゲーム業界でした。アーケードゲームというのはいわゆるゲームセンターに置いてある機械で、当時のアメリカではゲームセンターに行きゲームをするのが当たり前で、主流の楽しみ方だったのです。そんな大きなマーケットで、マネタイズもしやすく、開発ノウハウよりもアイデアで勝負できるアーケードゲームというものはWTC Inc.にとってうってつけのハードだったのです。
しかし、1996年9月26日、WTC Inc.にとって運命を変える発表がなされました。それは任天堂による「Nintendo 64」の北米発売リリースでした。
アーケードゲームはゲームセンターに自分で行ってプレイするものであったのに対し、Nintendo 64は家庭用ゲームハードなので家にいながら圧倒的な量のゲームをプレイすることが出来ます。
こんな絶好の機会を逃すはずもなく、すぐに発足したWTC Inc.のゲーム部門「the secret command」は64向けゲームソフトの開発に着手します。しかし、もちろんゲームの開発に関して未経験のWTC Inc.はまずリサーチを行うべく、一路イギリスへ飛ぶのでした。
目的はそう、のちの大ヒットゲーム「ドンキーコング64」や「バンジョーとカズーイ」シリーズを開発するレア社。
イギリス バーミンガム近郊に拠点を構えていた同社は最初期にパソコンゲームを開発して、その後64のハード発売を聞きつけ、日本のNintendoへカセットソフトウェアを売り込みます。
そんな知見を吸収するべく、レア社との協業を狙うWTC Inc.は成熟したイギリスの秋の風景を目に留めながら、バーミンガムへの道を急ぐのでした。
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