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7-1 WTC Inc. 1995 Washington D.C

毎度です。青木です。

気づけばWTC Inc.のチャプターもとうとう7まで来てしまいました。

めちゃくちゃ早いな〜と思う反面、やりたいことはまだまだあるな〜という印象ですね。

これも、いつもnoteを見ていただいてる皆様のおかげです。ありがとうございます。


さて、前号のnoteでは何やらデカいコラボが始まるんじゃないか、みたいなだいぶ大袈裟な振りかぶりをしたところでして、それもそのはず2024.2.1からはWTC Inc.の新シーズンが始まります。


WTC Inc. 1995 Washington D.C.


まずは、ストーリーから。


1995年のアメリカ、ウィスコンシン州のとある工場にてWTC Inc.は機械工学を研究していた。
それは同年に開発したWTC Inc.初のオリジナルコンピューターOS 「react OS」を搭載するハードウェアを一貫製造するためのノウハウを学習するためである。同年9月からスタートした本プロジェクトはクリスマスを迎える前に見事終了した。

そう、1995年は競合会社のMicrosoftが7月にWindows95を発表し、先にOSを開発できていたWTC Inc.は焦っていたのである。それは、ハードウェアの供給をしてくれるテックメーカーとアライアンスを組むことができなかったためだ。OSとはいわばパソコンの心臓部分、しかし心臓があっても強靭な体や冷却システムがないとパソコンは動かない。そこでアライアンスが組めないならば、いっそ自社で作ってしまおう、そういうDIYな考えがWTC Inc.の社員内ではすでに浸透していた。そして年は明けて1996年1月、WTC Inc.は自社メイクのオリジナルPC「Imagine Board」を完成させる。

Imagine Board(以下、IB)はたくさんの可能性を想起させ実際にIBを使う人によってその可能性を無限大にさせるようなスーパーハイスペックマシンだった。Windows95が大衆向けのインターネット接続に強みを持っていたのはWTC Inc.も熟知していたが、当時のPC市場にはデザイン作成や情報処理に特化した専門性のあるPCがあまり存在していなかった。そこに目をつけたのである。そしてIBのスペックの噂は世界へのリリースを前に、ある機関に知れ渡るのであった。それは、アメリカ合衆国三権機関のひとつ、米国最高裁判所である。裁判所で扱う膨大な個人情報・裁判記録の処理において、当時のIBM社製PCには限界があった。そして1996年2月、一度マシンを見たいと言うのでWTC Inc.は完成したばかりのImagine Boardを持って、裁判所の購買担当者の元へ向かうのであった。
しかし、ウィスコンシンの片田舎から出てきたWTC Inc.社員のジャケットはくたくたでへたっていた、あのアメリカの首都ワシントンの通りを少し歩くだけで周りの視線が痛いほどに。見るに見かねたWTC Inc.社員に声をかけてきたのはそう、当時創業94年の歴史を誇っていたあの老舗テーラーブランド「J PRESS」であった。 ---



J.Press をあなたは知っているか?


そう、今回のビッグなコラボレーションゲストは、アメリカの老舗トラッドブランド「J.Press」さんです。

J.Pressといえば、やはり古くからあるブランドなので古着で上質なシャツを探したことのある人なら何度かは見たことのあるブランドだと思います。日本の現行品だと主要な百貨店などにも出店されてますがお店が近くにない方にとってはほぼ情報がないかもしれませんので念のため青木のわかる範囲でご紹介させて頂きます。

創業年は1902年、ニューヘイブンが発祥のブランドです。ニューヘイブンといえばアメリカ東部の文教都市で、超有名なイェール大学があります。そのイェール大学の門前に学生のための服を売るお店としてJ.Pressは生まれました。イェールに代表されるようなアメリカの代表的私学いわゆる「アイビーリーガー」に愛され、トラッドやアイビー、プレッピーを軸としたクラシカルな伝統を今も受け継いでいるブランドです。そう、僕がnoteでも散々言ってきたようにBrooks BrothersやRalph Laurenのようなアメリカの上流階級の人が身につけている服飾品を展開している筆頭株なのです。もちろん僕もJ.Pressのシャツやネクタイを愛用しており、古いのに現代でもどこか納得のいくシルエットやデザインが多いのが特徴。

前号のnoteの通り、今回お話をいただいた時はWTC Inc.を現行品の解釈で表現できることへの嬉しさと、前からずっとやってみたかったアイテムへのチャレンジ、2つの視点でワクワクしたのを覚えています。それでは早速ですが、今回のカプセルコレクションの商品説明へいってみましょう。

Collection Item


WTC Inc.独自のアイテムは全部で3型。それにJ.Pressのオリジナルアイテムを掛け合わせて頭の先からつま先まで全て揃うという意味でカプセルコレクションとさせて頂きます。

WTC Inc. Meeting Tie

まずは、僕がWTC Inc.を発足させた当時からやりたかったネクタイです。

打ち合わせや商談に行くWTC INc.社員のためにJ.Pressが完全オリジナルのデザインを実現してくれました。



エンブレムとナローピッチのライン。

エンブレムはネクタイのために僕が書き下ろして、ラインデザインの細かい調整は実績のあるJ.Pressさんにお願いしてカッコよくしてもらいました。


織りネームにJ.Pressのタグがついているので、僕がいうのも変ですが本物感がすごいです。(笑)

なんかこうやってまじまじと宣材写真を見ていると、同ブランドの100年の歴史の延長線上にWTC Inc.という要素が0.1mmでも噛んでいる認識がもてて感慨深い。


WTC Inc. Advertisement Sweat


お次はスウェット。日本的にいうとトレーナー。

絶妙な長さの首リブに、身幅が気持ちゆったりしてて、ラグランスリーブが非常にビンテージライク。
これなら普段古着を着る人も問題なくトライできそう。

グラフィックはもちろん僕の完全書き下ろしで、アメリカのチラシ広告をイメージしてみました。
このパソコンがImagine Boardという設定です。

バックの首部分にJ.Press×WTC Inc.のコラボロゴ。程よいサイバー感がイけてます。



カラーは杢グレー・レッド・グリーンの3色。
手持ちのワードローブに合わせるのも良し、思い切ってビビッドな色をチャレンジするもよしです。
服のカタチがいいので、合わないパンツはないと思います。

サイズはMとLの2サイズ展開で、身長185cmの僕でも問題なくL着れますので高身長の方もXLがないからといわずご安心を。

WTC Inc. PC Company Shirts



お次はシャツです。これがまた良いんだわ。

もちろんトラッドブランドなので普通にいくならオックスフォードかブロードの生地を使うところなのですが、J.Pressさんの提案で「工場で使うんならワークだしデニムシャンブレーはどうですか?」となり、これが見事にハマりました。


デニムは濃いのと薄いの。2色です。

こちらも出で立ちはビンテージライクです、マチがついていたり、フラップポケットになっていたりと、シャツの歴史を全て踏襲したようなそんなシャツ。

ぜひパンツにインして着てみてください。



販売場所・時間について


まずどこで買えるのか?ですが、WTC Inc.のいつものオンラインショップ。
こちらは数に限りがありますのでお早めにどうぞ。

そして、J.PRESS & SON'S AOYAMAという東京表参道の実店舗とオンラインショップ。


J.Pressさんサイドは漸次調整中で、WTC Inc.のオンラインショップは2024.2.1 19:00~販売開始です。

そして、今回のコラボレーションを記念して、WTC Inc.社長の僕 @bluegrk が、表参道のJ.PRESS & SON'Sで2日間お店に立つことが決定しました!!!嬉しい!!!! やっと東京の皆さんに直接お会いする機会を設けることができました。ほんとワガママを快く受け入れてくれたJ.Pressさんには感謝しかないです。

スケジュールは2/11(日)2/12(月祝)ですのでぜひ調整を。

時間はまた追ってご案内させて頂きますね。


久しぶりのがっつりと枠を組んだシーズンのスタートなので、僕自身もすごくワクワクしているし、なんと言っても東京の2日間在店が楽しみすぎるので、WTC Inc.社員の皆さんに会えるのを心待ちにしております。よろしくお願いします!



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