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7-6 "コンセプト"を作るということ

どうも。いつものWTC Inc. 青木です。
なんか名乗るときに「WTC Inc.です」っていうとすげえ会社のおかたいnoteが始まるんだなって身構えてしまいそうですね。訂正します。

WTC Inc. というアパレルコンセプトをディレクトしている架空の社長 青木です。

#なげえね

いやはや、ついに今年も暑い暑い夏が始まってしまってもうすでに嫌になってきた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。ええ、僕もそのうちの1人です。

前回は「Tシャツ」っていうお洋服の基本的な歴史と構造をおさえたうえで、今年のWTC Inc.がやりたかったTシャツってこういうのだよね、っていうお話をさせて頂きました。まだの方はこちらから先にどうぞ!

で、今年のTシャツリリースは結構好評を頂いてまして、うちの購入者さん(弊社ではユーザーのことを従業員とかスタッフとか呼んでますが)は最近関東近郊、東京の方が非常に多く!ありがたいなあといつもおもっております。

単純にアパレル商品としてのデザイン性や機能性みたいなものはもちろんですが、僕自身はアパレルブランドをやってるブランド運営者であるつもりは全くなく、"アパレルコンセプト"をお伝えするディレクターだと思っています。

ここでいうWTC Inc.のコンセプトとは「1990年代に存在した架空の企業」であり、そこから生まれ出てくる"伝えたいメッセージ"を届けるためのツールです。古着が好きで洋服を作ってみたいからWTC Inc.をしよう!ではないんですね。

そもそも服飾産業に携わっていない僕が、洋服における各工程の職人さん達と同じ仕事が出来るはずがありません。"ディレクションに関わっているだけなのに全体を作り上げていると思い込んでいるインフルエンサーブランド"が職人さんに嫌われているのはよくある話です。そこに尊敬と愛がないと成り立たないですからね。好きなものを好きなように作ることは服作りの核心ですが、「あなたが思いついた新しいアイデアは20年前のデザイナーの二番煎じである」と誰かに教えてもらって確かにそうだなと思いました。

ではWTC Inc.というコンセプトの正しい楽しみ方は何か?と問われると、僕は以下のプロセスを推奨します。

①シーズンごとに決められるWTC Inc.のテーマタウンを知る

②その街について自分で何となく調べてみると、その街のカルチャーや産業や文化が分かる

③古着でも音楽でも映画でも良いので"その街"っぽいテイストを一回楽しんでみる

④WTC Inc.のnoteを見て、オンラインストアへ行く

⑤そうすると、「あぁこのデザインはあれからサンプリングしたのか」というひらめきが生まれます。

こんな感じでしょうかね。

まあ要するに、WTC Inc.は一方的な価値観を与えるブランドではなく、WTC Inc.に携わっている皆さんの参加が不可欠だということです。そういう意味で、ブランドではなくコンセプトだと僕は提唱しています。

不定期で開催しているオフライン販売POPUPも、WTC Inc.ワールドを作り上げている僕の脳みそと直接対話する良いタイミングですし(会いにきてくれるのは素直に嬉しいです)、実際に手に取って分かるプリントのアメリカンな雑さだったり、僕の古着に対する解釈だったりは、今まで僕が先輩から教わってきた古着の真髄を凝縮したものですので、濃いですが面白い内容だと自分でも思っています。


ということで、東京、関東近郊の皆さまお待たせしました。

"2nd Design"という名のPOPUPイベント in 東京を
2日間にわたり開催します!!



9/14 12:00〜21:00
9/15 12:00〜18:00

会場は蔵前駅近くの古着屋「NEOTENY」さん。

当日はコーヒーからタコス、ワインまでフードの出店と、
盟友の大阪 Variety Shop HAHAHAのタクムを引き連れ、
全力ぶち上げスタイルでお届けします。

素晴らしいチームメンバーとのシナジーをぜひお楽しみに。


そしてなんと、東京からスタートするDesignはというと、

9/28 大阪 阿波座 at variety shop HAHAHA

10/12 岡山 倉敷 at Area 33

での開催も決定しています!!!!!

ひと夏で3都市開催するということで、
たくさんのWTC Inc.スタッフやゲストの皆様と
お会いできる時間がたんまりあるんですね。

今からめちゃくちゃ楽しみです...!!!
頑張って良いイベントになるように鋭意企画中です◎

イベントの内容は来週以降で逐次noteにもUPしていきます。

あと来週から面白い取り組みもスタートさせますので、
4年目を迎えるWTC Inc.の活動にもぜひご期待ください🙏


本当に暑いので、体調にはくれぐれもお気をつけて。

ともに暑い夏を乗り切りましょう。



so close to you,
WTC Inc.

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