映画 ノイズ
藤原竜也くんと松山ケンイチくん、主役級の二人がデスノートぶりの共演。
陽が当たる場所には必ず影がある。
人間の底知れぬ心の闇と欲望。
閉鎖的コミュニティの恐ろしさ、不気味さがリアル(地元にそっくり)
一滴のノイズ(異物)によって静かな島の日常が大きく騒ぎだす。
考察しがいのあるサスペンス・ミステリー。
白血球は集まり、体内の異質な物を排除する。
時代に取り残されて過疎に苦しむ孤島・猪狩島。
主人公・泉圭太(藤原竜也くん)が育てた黒イチジクのおかげで地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島には希望が見えてくるが…。
英雄に対する憧れと嫉妬。
平気で嘘をつく人間っている。
灯台下暗し、タイトル“ノイズ”の本当の意味とは?
前時代的で閉鎖的な島の世界はミッドサマーな雰囲気もある。
地元・京都の福知山で自分が高校生のときに家庭の事情で市内から少し外れた郊外に引っ越したんですけど、その地域のことを思い出した。
そこは山と川のすぐそばの地区で通称・若大将(はじめて聞いたときは鼻で笑ったが)と呼ばれる権利者的な人がいて、その人とその家族を中心に回っている。
選挙があれば集まって謎の集会を開き、川の近くの家が氾濫で被害にあった際、仕事の都合でどうしても片付けに参加できない人がいればその家は陰口を叩かれ村八分にされる。
小さな世界にとらわれた人々、小さなコミュニティの当たり前や常識。
良い部分もあると思うけど、外から来た人間からすれば馬鹿馬鹿しく、異常で恐ろしい。
それを実際に体感した自分からすればやっぱり、過疎るべくして過疎るんじゃないかと。
おい、お前らはいったい何を守ろうとしてるんだよ!?(永瀬正敏さん)
嘘はひとつじゃ終わらない、嘘は重なっていく、ひとつ嘘をつくと、また嘘が嘘を呼ぶ。
だから嘘は大嫌いです。
鶴田真由さん、伊藤歩さんが綺麗!
※原作を読んでないのでファンから理解に苦しむレベル!(と言われた?)改変については分からない&ノイズ繋がり(孤島、ノイズは知多半島で撮影)で出てきたと思われる文春オンラインの三重伊勢の売○島がまだあるのかが気になる(行きたいとかではなく、そんな世界がまだあっていいのか怒!的に気になる)