CDラジカセ世代の語学学習者
自分の外国語学習の原点はNHKのラジオ講座「基礎英語1」「基礎英語2」だったわけですが。
特に「基礎英語2」は当時DJだった弱冠20代の辻麻衣先生(現在はバイリンガル声優・ナレーターとしてもご活躍中)とブライアン・ペック先生(おそらく現在は大学の先生や英語の先生、ナレーターなどされています)の軽快な組み合わせで、カセットテープに録音して何度も何度も聞きました。10歳のころ、父がCDラジカセを買ってきてくれて、それで録音しまくってずっと聞いていました。
この「同じ教材を聞きまくる」というのはものすごく有用で、私の中高時代の英語力の基礎はほとんどそこが原点です。おそらく中3か高1ぐらいまでは大きな努力なく英語の成績が学年上位でしたし、英語圏への短期留学試験選抜に合格しすごく世界観が広がったたのはたぶんこのおかげです。
それでカセットデッキやCDラジカセってただ聞くだけで「ながら仕事」にも便利だし、電源をそのままつなぐので充電を気にする必要もなく、(なにしろ大きい)
PCやタブレット、スマホだとバッテリーの消耗とか気になるし(まあ消耗品なんですけれども、バッテリーとか気にせず使いまくれるのって買ってだいたい2年ぐらいですよね、高いのに)、ほかのインターネットのページとかツイッターとか開いてしまうのでどんどん時間が溶けていくわけです。自分のせいなんですけれども。今の自分に必要ないニュースを見たり、SNS上で誰かと誰かがけんかしているのを見るのは消耗します。
というわけでMP3だけをひたすら聞く機材を注文してみました。
なんというか最近自分のロシア語のできなさ具合に腹が立っていて、スマホでロシア語のラジオを聴くのもいいのですが、聞き流しになってしうので。
教材を「いやというほど聞いてください」と私の通訳の先生(経歴50年)は仰っているので
家にいる間ずっとテキストの録音とか、ロシア語のニュースとか、同一の教材をずっと繰り返したくさん聞けたらいいな。
ちなみに先日、生徒Mさんに聞いた話によるとラジカセを知らない若い世代には「巻き戻し」という単語が伝わらないそうで、最近では「早戻し」というそうです。