【オランダ移住 vol.11】Amazonの置き配
新居の家具や電化製品をとにかく中古を中心に集めている。
リサイクルショップやオランダ掲示板、Marktplaatsなどを徘徊しまくってだいぶ集めたけど、掃除機はなかなか欲しいの(コードレスのスティック型)がなかったのでAmazon.nlで良さげなのをオーダーすることにした。
カーテンも一緒にオーダーすると、配達は2/9の9〜17時とのこと。
おいおい、8時間も待てないよと思い「近くのコレクションポイントに送ってくれたら取りに行くよ」とメッセージしたものの返事がない。
どこからメッセージ送っていいのかも分からず配達予定日の日になってしまった。
別の荷物も今日到着予定だったので朝から新居に行って待つが一向に届かない。
トラッキングをしても配達予定時刻は9〜17時のまま。
昼過ぎまで待ったがいい加減に寒い部屋で待つのもキツくなってきたのでGAMMAに買い出しに行くことにした。
外出中に来てしまったら仕方ない。なんとかなると信じたい。
GAMMAの中をグルグルしているとamazonから配達完了メールが届く。
え、もしかして玄関前の路地に置いて帰ったとか?
よくよく読んでみると「あなたの近所の家番号3に預けたから後で受け取ってね」ということらしい。
おー、お隣さんに預けてくれたのかな。
それは安心だ。後でもらいに行こう。
新居はちょっと変わった形態で、我が家専用の玄関以外にもう一つ共用の扉があって、そこから入ると中庭みたいなスペースがあり、そこを通って我が家のリビングとお隣さんの玄関にアクセスすることができる。
しかも、なぜかその中庭にはご近所さん共用の自転車置場である小屋があるため、その第二の扉の鍵はわたし、お隣さんの他にもご近所さんたちが持っていることになる。
GAMMAから家に戻って確認すると、お隣さんの家番号は3ではなく2Aのようだ。
え、ということは3はどこだ?
路地を歩き回って探すと大通りに近い向かいの建物に3と書かれた玄関が。え、ここの人知らないよ?!
とりあえず荷物が欲しいので勇気を出して3のベルを押してみると、しばらくするとガチャっとドアが開いて白人の女性が顔を出した。
「はじめまして、わたしはステファニー。あなたの荷物預かってるわよ」
おー、よかった!
「日本人のセイジです。はじめまして。荷物ありがとうございます」
「わたしはドイツ人よ。最近引越して来たのよね? 何かあったら言ってねー」
近所への挨拶は奥さんと娘が来てからにしようと思っていたが、これはその手間が省けたことになるな。
もう一度お礼を言って自分の家に荷物を運び入れた。
後から考えてみたが、配達員はもし配達先に誰もいなかったら近所のベルを鳴らして、誰か出て来たら荷物を預かってもらえるか頼むんだろうか。
うーん、なんて合理的な方法なんだ。
それを普通にやってしまう配達員と、それを普通に預かってしまうご近所さん。
細かいことを考えたらちょっと心配になる部分もあるが、それで当たり前に回っているならたぶん大丈夫なんだろう。
もしかしたら我が家がご近所さんの荷物を預かることもあるのだろうか。その日が今から楽しみだ。
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