音楽は儲かるのか③
今日は音楽において利益を低減する要因の一つについて書きたいと思います。
何だか現世っぽくて胡散臭いように思えるかもしれませんが、よくある話です。
やたら楽器にこだわる方、いるんですよね。
楽器がいくら良くたっていい音楽が出来る訳でもないのに。
まあそれだけの腕があればいいのですが、この場合ほぼほぼない。
現状問題として、現場ではそこら辺に転がっている楽器で弾かされることもあるんですよ。
楽器持っていないと、そこにあるので弾いて、みたいな感じ。
その時に楽器に拘っていてどうするの、という話です。
で、いい楽器は半端なく高い。
でも聴き手がそれ聴いて分かるの?という話が一方である(実はDAWでもある話で、音源やたらと買い込んで、資金をそこに投入する方もいる)。
はっきり言うと単なる自己満足。
まあ趣味を否定する気はないんですよ。
例えば高い宝飾品を買うのは個人の自由です。
でも前に書いた通り、YOASOBIの「夜に駆ける」、プラグイン音源なんて使っていないし、ほぼデフォルト音源でしょう(当初はそこを叩く方達が結構いた。個人的にはばっかじゃない、と思っていましたが)。
ましてや楽器なんて更に分からない。DAWの方が発展途上だから、技術の進歩が速い分差が出やすいのですが、楽器はそうはいかない。
もちろん、楽器にしても当然差がないわけではない。
ただ、一定の価格以上になると、単に好みの問題になってくる。
で、こういう方達、やたらと薀蓄を語りますからね。
でも、そんな蘊蓄、聴き手に伝わらないでしょう。と言うか音楽の本質とは何の関係もない話。
趣味の領域だと、絶対に儲かりません。
趣味だから当然です。それ自体は決して間違ってはいない。
ただ、こういう方に限ってつまらない批評をするんですよね。
所詮楽器マニアであって、楽器のことだけ語っていればいいのに、音楽=楽器と勘違いしているから、音楽について、というより機材について、細かいことを言うんですよね。ご本人達は音楽の話のつもりで言っているから尚更たちが悪い。
当然こういう方達は儲かりません。
だって趣味ですから。