作曲・編曲184
しつこいですが、昨日の話を踏まえ、今井美樹さんの「潮騒」について考えてみたいと思います。
以前書いた通り、「潮騒」はAメロ、サビ、間奏、ラスサビしかない。しかもラスサビとは言っても、1コーラス目のサビを繰り返しているだけ。
こう考えると、単純な曲かと思われるかもしれません。
でもそうではありません。
イントロのある曲は普通ですが、Bメロのない曲、普通だからです。
洋楽の場合顕著です。もちろんBメロ的な部分がある曲もありますが、ない曲の方が大半でしょう。
まあ元々Bメロという意識がないので、当たり前ですが。
The Eaglesの「Hotel California」なんてイントロもAメロも同じコード進行だし、それこそ日本人の好きなBilly Joelの「Honesty」はいわゆるCメロはあってもBメロはない(サビ前はA´)。
J-POP(と言われる前ですが)でも例えば寺尾聰さんの「ルビーの指輪」、やはりBメロはありません。これは洋楽を意識したのでしょう。決して昔だけの話でもなく、例えばKing Gnuuの「カメレオン」にもBメロ的な部分はありません。
世界的に見ると「Bメロ」は一般的なものではありません。
むしろ今井美樹さんの「潮騒」にBメロを付け足したら冗長になるだけでしょう。
明日はその点について掘り下げたいと思います。
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