今日は関ジャム
この土日でテレビ番組を見たので、一旦通常記事は中断し、感じたことを書いていきたいと思います。
関ジャム見たんですよ。昨日のではなく、その前の。
日曜日遅くだともう寝ているので見られないんですよね。
リズム隊についての話題がありましたね。
でもあの演奏、違うでしょ。
明らかにボーカル、同じじゃないですからね。リズム隊に引きずられています。
そりゃあ違っていて当たり前でしょう。ドラムとベースの音聞かなきゃ合わせることが出来るはずがありません。
耳塞いでクリック聴きながら歌うとかしない限り無理です。
まあそれだけ演奏に影響を与えるということは間違いありません。
ただ曲の土台、という表現は間違っています。
世の中にはドラムやベースの入っていない作品なんていくらでもあります。
そういう作品は音楽ではない、とでも言うのでしょうか。
クラシックなんてドラムが入っていることは稀です。
これを土台の無い曲、とでも言うのでしょうか。
ポピュラーでも自分の曲で両方入っている曲がないのは置いておくにしても、例えば今井美樹さんの隠れた名曲、「半袖」はどちらも入っていません。
根本的に間違っているんですよ。
リズムは存在していてもそれをドラムやベースで生み出すことはいくらでも出来ます。
リズムの無い曲というのは少ないでしょう(現代音楽等、無い訳ではない)。
ただそれをベースとドラムにやらせる必然性は全くありません。
音楽に対する考え方の浅さ、狭さが如実に表れていると思います。
いわゆるポピュラーと言われる音楽は音楽のごく一部です。
しかもポピュラーの中ですら、いわゆる「リズム隊」が必須のものとはなっていない訳です。
リズムの重要性を考えることは重要なことです。ただそれを安直に「リズム隊が音楽の土台」と表現してしまう、そのことは音楽に対する真摯な姿勢とは思えません。