作曲・編曲③
で、自分にとって衝撃的だった「大量生産型分業システム」について今日は書いて行きたいと思います。
基本的なパターンは
「作曲ー作詞ー編曲」という流れです。
作詞者でも一流どころであったり、音楽をやっていない有名人が作詞をする場合は
「作詞ー作曲ー編曲」という流れになります。
で、これを全部別の方が行う、というが基本形になります。
もちろん作詞と作曲を同じ方が行なう場合も存在しますし、場合によっては作曲者が編曲を行なう場合もありますが。
今はこのシステムは崩れてきていますが、その理由はまた次回にでも書きます。
で、このシステム、何故大量生産に向いているかというと、まあ簡単な話ですが、別々の方がやるので、流れ作業的な作品制作が可能になるからです。
作曲者が編曲をやるとその分どうしても余計に時間がかかりますが、このシステムだと作曲者はひたすら曲を書いていればいいし、作詞者はひたすっら作詞をしていればいいし、編曲者はひたすら編曲をしていればいいからです。
大量に曲を生産するには適したシステムなんですよ。
で、出来る作品の仕上がりが悪いか、というとそういう訳でもありません。
理由は簡単で、それぞれの工程をそれに適した方が行なうことが出来るからです。
「工場で製造される作品」といいう言い方もできますが、例えば下手な方が精魂込めて作った製品より工場製造品の方が品質的には優れています。
こういう書き方をすると違和感を覚える方は当然多いと思います。
ただ、実際にこうやって作られた曲で、皆さんが「名曲」だと思っている曲は多いはずです。実際に聴いただけで、その作品がどう作られたかまで分かる方はいないと思います。
人によりけり、という側面もありますが、実際にそうやって制作された作品で評価の高い作品というのはいくらでもありますから。
皆さんの好きな曲を調べてみると、その多さに驚くと思います。
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