空間認識㉓

今回で自分の曲も最後です。

この曲はサブスクでも好調な作品です。ただDLは以前と比べると極端に減ってきましたね。

これは曲のせい、というよりも時代の変化によるものなのかもしれません。

「夏の終わり」の頃はまだまだDLが多かったんですよね。ここ1年で音楽環境が大幅に変わったのかもしれません。

所有したいという欲求が明らかに減っているんですよね。

寂しいような気もしますが、これが現実なので受け入れなければいけないんでしょうね。

配置としてはピアノがセンター、弦の配置はやはり左から右へ高い順に4パート配置、珍しく入っているベースがセンター、ハープもセンター(これは効果音に近いですが)という編成です。

後チェロとのバランスを取るために左でアコギを入れています。

自分の曲のパターンとして珍しいのは、ストリングスの動きですね。基本的にこういう動きの少ない、コードの構成音を奏でる曲は他だとありません。

良く聴くと、動きとしてはきちんとしたストリングスにはなっていますが、「旋律」を奏でているようには聴こえないと思います。

まあ、これはリメイク前のストリングスがこういう使い方をしていて、その部分は崩したくなかった、ということが大きな要因です。

ただこれって「空間認識」の上では結構重要な点です。

というのもある程度曲にとって重要な旋律をストリングスを奏でていると、ある程度近くで鳴らさないと良く分からない曲になるからです。

この曲の場合、別に遠くで鳴らしてもいいんですよ。なのでストリングスにかなりリバーブを掛けています。

でそのストリングスとの対比を出すためにボーカルはわずかなリバーブしか掛けていません。で、他のパートはそれぞれリバーブの深さがストリングスとボーカルの間にあるので奥行きのある作品になる訳です。

ちなみに昔はボーカルにディレイをかけたり、空間系エフェクトを結構かけていましたが、最近はリバーブオンリーです。

何だか空間系エフェクトを多用するとわざとらしい気がするんですよね。

何だかまた話が逸れてますね...。

で話を元に戻してこの曲の空間認識について考えると、自分で言うのも何ですが結構良く出来ていますね。

ストリングスを奥に引っ込め、ボーカルを前に出した分、ピアノやベースがその間に入るような感じなんですよ。

奥行きも拡がりもある作品なっているのかなあ、と感じます。

まあ狙って作った訳ではなく、結果的にそうなっていた、というだけの話ですが(笑)。

自分の曲を語ってもやはり読む方は少ないでしょうが、少なくとも自分の課題なりを認識するいいきっかけになったと思います。

それこそが自分が記事を書いている理由なので、自分の曲を聴いて、記事を書くことで確実に自分が成長したような気がします。

そういう気になっているだけかもしれないけど(笑)。

そろそろ、というよりタイトルからしてそもそも何を書きたいんだか分からないような記事なので、もうそろそろ終わりにしたいと思います。

明日からは今回のテーマに関するまとめを書きたいと思います。

1回で終わるか、複数回に跨るかは自分でも分かりませんが(笑)。




ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。