新曲・ひとりにしないで…②
昨日関ジャムSPを見たので、本当は宇多田ヒカルさんの記事に戻りたいのですが、こちらの記事、変に途切れると意味が無くなるので、それはまた改めて書きたいと思います。
で、話を戻します。
結構このリメイク作品、以前から仕掛かっていたんですよ。
去年の11月辺りからずっと取り組んでいたのですが、完成したのが先月の上旬位でした。
YouTubeへの投稿は5月11日の配信開始後にするので、また先になりますが。配信開始前にYouTubeにフルサイズで投稿すると、配信サイトでのプレイリストに載らなくなりやすいという話なので...。
だからと言ってわざわざショートバージョンを作るのも手間だし。
改めてオリジナルを聴くと、イントロが大袈裟すぎるし、リズムが単調だし、課題がやはり多いんですよ。
イントロが大袈裟と感じるのは、あまり考えずにストリングスでアンサンブル系の音源を使っていたせいです。
こういう音ってストリングスの音以外の音も混ざっているので、そもそも派手なんですよね。
でもこれに聴き慣れると、ソロ系音源ではしょぼく聴こえるんですよ。
まあその辺は他の音を適度に混ぜて鳴らせばいい訳で、それほど難しい作業ではありません。
むしろ気になったのは響きがところどころ汚い点です。
理由は簡単で、コードの響き自体が汚かったからです(笑)。
根本的治療はリハモをしてコードを変えることですが、それではやはり芸がありません。
特にこの曲はコード先なので、あまりいじりたくないんですよね。
しかもイントロやサビで5パートになっているので、響きが汚いとうるさくしか感じられないんですよ。
なので、今回はBメロのストリングス以外は全て書き換えることにしました。
基本は「音を削る」です。今の音楽の傾向に合わせるとそうなるし、それ以上に時代に左右されにくい作品になると思います。
で、まず大部分でコントラバスを外したんですよ。
実はこれをやると大工事になります。
この曲もベースが入っていないので、基本的に最低音はチェロになります。
元々コントラバスとは違ってわりと主張させる楽器ではありますが、これが外声部となるとならないとでは大違いです。
ある意味最低音としての役割も担うことになるので、和声の機能にも関わってくる話になりますから。
その割にあまり考えて作ってないけど(笑)。
ただ、やはりパートが一つ抜けると全体のバランスが崩れるので、それなりに大変なんですよ。
で、リメイク作じゃなければある程度自由に作れますが、やはり前のイメージを大切にしたい、という気持ちもあるので、完全な別物にもしたくないんですよね。
で、ストリングスだと一つのパートを変えると、他のパートを変えなくてはならないことがほとんどなので、イメージを残しながら一からやり直し的な感じになります。
一般的にストリングスアレンジは編曲者がやらないで、別の方がやる場合が多いのも、やはりこういった複雑さが一つの原因です。
ストリングスは奏法を知らないと、譜面すら書けませんからね。
まあなんだかんだで一通り作業は終わった訳ですが、本当にこれで良かったのかは全く分かりません。なんだか違和感がまだあるんですよね(涙)。
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