作曲・編曲㉙
昨日が中途半端な記事になってしまったので、改めて「間奏」について書いてみたいと思います。
基本的に多いパターンは昨日も書いた通り
①1コーラス目のサビと2コーラス目のAメロの間
②2コーラス目のサビの後
となる訳ですが、極論するとどこに間奏を入れようが自由です。
自分なんて、詩先でない場合、基本的にAメロは1コーラス目と同じ歌詞で歌って、そこは1コーラス目の編集用データとして1コーラス目に使用し、2コーラス目のAメロは歌抜いて間奏にしている位ですし。
基本的に歌が流れていない部分は「間奏」と呼んでいいんですよ。
歌の間の演奏ですから(笑)。
なので歌を抜いてしまえば、その部分は必然的に間奏になります。
Bメロも歌を抜いてしまえば間奏にしかなりません。
さすがにサビを抜かして間奏にする方はいないと思いますが(笑)。
ただこれも洋楽になってくると、微妙な曲は沢山ある訳で、だめとも言い切れません。
歌がない方がいい、と思われる部分があり、実際に歌を抜いてしまえば、それは必然的に間奏になります。
実は大サビのかわりに間奏を入れる、というのも同じ発想です。
大サビがない代わりに間奏を入れて、ラスサビに移行するための間奏ですから。
「間奏」とはそのようにしか定義づけが出来ません。
実際に自分の曲でも1コーラス目のAメロの歌を2コーラス目に貼り付ければ、そこは間奏にならない訳ですから。
では何故そうしないかというと、1コーラス目と2コーラス目の間に変化を持たせるのに、効果的な手法だからです。
間奏を入れる理由は何かというと、基本的には変化を持たせるためなんですよ。
ずっと歌ばかりでは聴き手も疲れますから。
ある意味スパイスのようなものです。で、実際のスパイスって色々な種類があるじゃないですか。
間奏もそれと一緒です。
強くて印象をガラッと変えるスパイスもあれば、ちょっとした香りづけに使うスパイスもある訳で、曲の間奏も似たようなものです。
まああまり強すぎて曲よりスパイスが強くなるようなことさえ無ければ、それでいいんですよ。
「間奏」について明確な結論が提示出来ないのも、その辺に事情がある、と考えています。
適当な部分があったことは否定できませんが、これで一応全ての部分の編曲に関する説明が終わったと思いますので、明日からは実際の曲の事例研究をしてみたいと思います、
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