テクノロジーと音楽⑧
昨日に続き今日もシンセサイザーネタでいきたいと思います。
昨日は否定的側面について書きましたが、肯定的な側面もあったからです。
70年代後半~80年代前半の洋楽、シンセが多様されています。丁度デジタル音源やサンプリング音源のシンセの普及期です。
いわゆる「ロックバンド」、キーボード奏者がいるバンドが大幅に増加しています。
というのも、それだけこの楽器が「ロック」の幅を広げたからです。
やはりそれだけ「使える」楽器だったのかと。本当の意味での楽器じゃないけど。
もちろんこれは「商業的ロック」と呼ばれることが多い。
ただ、そうやって一括りにしてまとめるのもどうか、と思います。
その中には当然いい作品もある訳ですし、商業的だから悪い音楽、というのが短絡的。
そもそも全く商業的でなかったら、世に知られることはありません。
どんな芸術でも言えることですが、商業的要素がないと受け入れられません=残らない。
亡くなってから評価される方も当然いますが、それもマーケット無しには存在しません。その時代が違っていただけの話。
で、今ではシンセが当たり前のように使われている。
それもこの時代があったからこそであり、その背景にはデジタルシンセの普及という現象があり、それを支えたのはやはりテクノロジーなんですよ。
では何故このような音楽が普及したか、その要因について明日記事にしたいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。