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で、今日こそは「ベロシティ」について真面目に書きたいと思います。
基本自分の場合2つの方法で設定することが大半ですので、その内の一つについて今日は書いてみたいと思います。
まず一つは弦楽器で良く使う方法です。
ピアノロールの下のベロシティ設定のところを単純に一筆書きするだけでベロシティを設定します。
そんなんでいいのかよ、と言われると答えようがありません。なんとなくここはこういう感じの流れだろうな、とか感じるままに線を書くように設定する、これは正しいとか間違っているとかいう類のものではないでしょう。
でもそんなもので意外とちゃんと聴こえるものです。こういうところって拘りだすときりがないんですよ。
一応自分の場合、極端なパン振りをして、各パートが聴きやすいようにはしていますが、それでもそこまでちゃんと聴いている方はいないものです。
というか、下手なオーケストラよりよほどまともに聴こえると思います。オーケストラのレベルによりけりですが、何本も使うと、中には結構下手な人がいる場合もあるんですよ。
そういうオーケストラの演奏よりはずっと自分の弦楽器の方が良く鳴っていると思います。まあ自分の打ち込みが優れているというより、下手なオーケストラは下手だ、というそれだけの話ですが(笑)。
こうやって書いていると何だか偉そうに聴こえるかもしれませんが、いわゆる歌モノで弦楽器を前面に出すことは少なく、奥で鳴らすことがほとんどです。
そういう環境で聴くと、細かいベロシティよりも、遥かに「音のずれ」の方が気になるものです。
奥で鳴っていても意外と「外れた音」は良く聴こえるものなんですよ。
もちろん前で鳴らしていれば別ですが、ベロシティに一定程度の変化があれば、むしろ音のずれの方が気になるものです。
なので、こう言ったパートにはあまり時間をかける必要性は低い、と考えています。
もちろん丁寧に設定した方が良く聴こえはしますが、労力の割に効果が低いので、他の部分に時間を使った方がいいというのが実感です。
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