音楽は儲かるのか⑱
ちょっと、というかかなり脱線しましたが、いよいよ本題に入りたいと思います。
とは言えこれまでの記事から大きく状況が変わった訳ではありません。
基本的に「大きなヒット」を生み出すことが難しいからです。
最近で大きなヒットと言えば、米津玄師さんの「Lemon」、King Gnuの「白日」、Official髭男dismの「Pretender」、YOASOBIの「夜に駆ける」と「アイドル」、これ位しかないと言って過言ではありません。
日本の音楽界には大谷翔平さんはいないんですよ。
というか、野球界でも他にいないけど。
でも今上げた曲でもいわゆる「国民的ヒットソング」ではない。
これはしょうがない現象です。
国民が一つにまとまる、なんて言うことはいわゆる「民度」が低いことの裏返し。
各々が好き勝手な音楽を聴いている方が遥かに健全。
文化が発展すれば、それは拡散的にならざるを得ない。
社会の構成員が同じ曲を聴く、という現象の裏には「権力」が存在している。
もちろんこの国で一般的に言われる権力というものとは違います。
Michel Foucault的な「権力」と言った方がいいのかもしれません。そこに中心がある訳ではなく、分散したものだから。
相互監視の末路と言っても過言ではない。
みんなが聴いているものを聴かないと不安になるんですよ。
そんな世の中より、今の世の中の方が遥かに健全でしょう。
みんなが同じ音楽を聴く、ということはやはり不自然です。
でもそれが当たり前だという時代があった。
音楽なんて好き勝手に聴けばいいんですよ。
それが出来ない世の中は明らかに不自然。
でもそういう時代が普通にあった。
この事を理解出来ない馬鹿な大人が多すぎ。
今の世の中を批判する人、多いんですよね。
でも昔の方が遥かに酷い。
無自覚的に権力の網目に組み込まれていて、そのことの不思議さには無自覚。
早く世の中から退場してほしい。
まあそれほど今の若者がいい訳ではないでしょうが。
っていうか完全に別の話ですね。
すみません。
明日からは真面目に書きたいと思います。
まあ、今も真面目に書いてはいるのですが、これ以上の脱線は防ぎたいと思います。
明日にならないと分からないけど(笑)。