DTM97
今日は予告通り、DAW出力時のビットレートと周波数の問題について書きたいと思います。
自分が何故16bit、44,1khzより少し上のものを重要視しているか、もちろんそこには理由があります。
基本配信サービスは16bit、44,1khzという規格で行われることが多いからです。
もちろんこれはCDの音質同等です。だからこそ、なのでしょうが。
CD自体の音質がいいのかどうか、という問題はありますが、やはりこれだけ普及している以上、やはりここに合わせているのでしょう。
もちろんここから圧縮されることもありますが、基本はやはりこの規格。
ならこのビットレート、周波数で2MIXにすればいいのでは、と思われるかもしれません。
ただ、同じレート・周波数だと、そこからの処理で音が悪くなることはあっても良くなることは絶対にありません。
当然配信するに当たって、サービスを提供している会社は色々な加工をしている訳で、その時に音質が劣化する可能性があります。
そうすると、16bit、44,1khzの音源より音質が落ちる可能性があります。
実際にどんな処理をしているかは知りません。もし最初の時点で16bit、44,1khzにしていたら、自分のやっていることに全く意味はありません。
ただ実際分からないじゃないですか。
だからこそ、保険をかけておかないと安心出来ない。実際自分で自分の曲を購入する訳ではないし、ましてや配信サイト全てで確認するのは不可能です。
不安症なのかもしれませんが、ここで「余地」を持たせていた方がやはり安心でしょう。
だからこそ、最終的にベストな16bit、44,1khzになるように、少し高め音質の2MIXを制作に重点を置いている訳です。処理の時点で音に損失があったとしても、余裕のある分、その損失は少なくなるはず。
で逆に音質が高すぎると、処理する際そこで負荷がかかってしまい、却って損失が多くなりすぎる可能性があります。
この配信用のトラックは、密封型ヘッドフォン、カナル型、インナーイヤー型でチェックします。
スピーカーではあまりチェックをしません。最近スピーカーで音楽を聴く方なんて絶滅危惧種でしょうから。残念なことではあるのですが。
ハイレゾもありますが、自分の作品の元の音質からするとオーバークオリティですし、そもそも需要自体、それほど多くはないでしょうから、ここは無視しているので、今のような形をとっている訳です。
いいなと思ったら応援しよう!
![blue but green](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28288054/profile_0c1cb7582c37599d83920ea38d9e7a9e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)