リズム隊
この連休でテレビ番組も見たのですが、関ジャムの内容に違和感を感じたので今日はその点について書きたいと思います。
名前は忘れましたがリズム隊は「牛丼の白米」的なことを言ってましたね。
意味が分からないです。
自分自身ドラムとベースが両方入っている曲はアップしていませんし(「夏の終わり」はドラムだけ、「さよなら愛しい人」はベースのみ、その他は両方ともなし)、まあお前の音楽はダメなんだと言われたらそれまでですが、
例えば今井美樹さんの「半袖」にしても、どちらもないですよね。
極めて音楽に対する理解が欠けているとしかいいようがありません。
当たり前ですが、ドラムやエレクトリックベースが誕生する以前から音楽は存在していた訳で、今でもクラシックのほとんどはドラムなんて入っていませんよね。
モダンジャズでも例えばドラムとウッドベースのことを「リズム隊」とは呼びません。トリオ編成で他にピアノしかない時に、この2つをリズム隊という形にしてしまうと、ジャズではなくなってしまうでしょう。リズムを生み出す以上の役割がありますし、ピアノがリズムを生み出さない訳でもありません。
もっと言ってしまうと、この2つの楽器が入っている作品は全音楽的にみれば少数派なんですよ。
でもリズムがない音楽、ということでもないですよね。
ドラムとベースは音楽のリズムを生み出すために必ずしも必要なものではありません。他の楽器でもリズムを生み出すことは出来るし、むしろそういう音楽の方が多いでしょう。
やはりポピュラーではこの2つの楽器がリズムを生み出す主役であることが多いですし、だからこそこのような言葉が出てくる訳です。
ただ、これって音楽の可能性を低めているだけしかありません。
この2つの楽器を所与のものとして考えてしまうと、それだけアレンジの自由度は低くなるんですよ。
やはりプロが言うような言葉ではないですね。
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