作曲の方法論㊿
昨日書いた記事では「頭の中」で曲を制作する場合、「コード先」となる例は稀であり、基本的に「メロ先」か「オケ先」になる、という内容でした。
では、この2つの違いは何か、ということをまず最初に書いていきたいと思います。
「メロ」とはやはり一般的に主旋律のことを指すため、まず主旋律を頭の中で制作するのが「メロ先」であるのに対し、「オケ先」とは主旋律以外の部分から制作することを指しています。
まあ一般的な用語ではないかもしれませんが、「メロ先」の対語としてはこのような表現が適当と考えて「オケ先」という表現を使用しています。
ポピュラーであれば、アレンジを先行して作り、そこに後からメロを乗せていく、という形になるのかと。
で、これからは、これまであまり触れていなかった「オケ先」について書いていきたいと思います。
「頭の中」で色々なパートが勝手に響く、という方もいらっしゃるようですが、もうこうなると才能の問題で、出来る人には出来る、という話になるのと、そういう話になると考察の対象ではなくなり(「次元」は違いますが「鼻歌」と同じようなもので、そのような手段で制作された作品の「分析」は可能でも、手段自体の検証は不能だということ)、記事の書きようがないので、パート毎なり、モチーフや主題を元に「頭の中」で曲を作っていく方法について書くことにします。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。