作曲・編曲86

内容的には「編曲」とした方がいいのかもしれませんが、これまでもこのタイトルで同じような内容を書いて来たので、このタイトルで書きたいと思います。

どちらかと言うと週末溜まっていたテレビ番組(もちろん音楽番組)の話です。なのでオリジナルの話ではありません。

「SONGS」でCHEMISTRYやってましたよね。あの番組を見て色々思うことがあったんですよ。新曲を除くと歌った曲はデビューからの4枚、というのがやはりこのグループらしいと言えばらしいのですが、今日はまず「You Go Your Way」から取り上げたいと思います。

結構この曲、カラオケで歌ったんですよ。二人の声使い分けて(笑)。

で、SONGS、一言で言うとあまり良くないんですよ。もちろんお二人の歌の話ではなく、編曲の話です。

ピアノの弾き語りでやってましたよね。まあこの事自体は不思議な事ではなく、実際オリジナルでもアコースティックピアノ使っていたので、自然かと思うかもしれません。

ただ、弾き語りなんですよね。CHEMISTRYの場合、サウンドは軽めで歌を立たせている編曲が多く、だからこそあれだけ受け入れられたのでしょうが、あのピアノ、真逆なんですよ。

低い音を多用しているし、音自体が重く強いピアノ。

これはあまり良くないです。オリジナルはあくまでもアコースティックピアノを楽器の一つとして使っていましたし、音も高めで、柔らかいニュアンス。

お二人の「持ち味」を殺してしまっているんですよね。

多分あの編成でお二人の声を立たせようとしたのでしょうが、完璧に失敗です。多分あのピアノも敢えて低い音を使って、お二人の高い声を良く響かせようとしたのでしょうが、歌とバックが分離してしまっては逆効果です。

やはり編曲ってバランスなんですよ。で、あまりある音を立たせようとすると、バランスが崩れて失敗する、そのいい例だというのが率直な感想でした。後、やはりオリジナルを意識する(オリジナルに沿って編曲する、という意味ではなく、頭に置いて編曲するということ)の大切さを実感させられました。

で明日もSONGSのCHEMISTRY、別の曲を取り上げたいと思います。

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