ヒャダインさん
何だか訳の分からないタイトルですみません...。
丁度一つのテーマの連載も終わったことだし、週末に周回遅れで関ジャム見た時に「この人凄いな」と思ったので記事にしてみることにしました。
前の「プロが選ぶ20年間のベスト30」、好評だったんでしょうね。番組制作費も抑えられそうだし、上手い企画だと思います。
で、この番組見てヒャダインさんって凄いな、と思ったんですよ。もう一人の方は、正直自分の好き嫌いで選んでいるだけで、目新しさも無ければ面白みも全くありませんでした。
もしかするとヒャダインさんの引き立て役では?、とすら感じた位です。
「アマの視点」というのも必要だけれど、あの程度のことはわざわざテレビで言う必要があるとも思えないし。
ヒャダインさんを凄い、と思ったのは「マツケンサンバⅡ」を1位に持ってきたことではありません。もちろん驚きましたが、それはこの曲の存在を忘れていただけで、確かに良く分かります。
個人的には「Pretender」よりも「夜に駆ける」や「白日」を上に持ってきたことにも好感が持てましたが、やはりそれ以上に凄い、と感じたのは
「J-POPは色々なジャンルから様々な要素を好き勝手に取り入れたところが特徴であり、それが魅力だ」という考えを、曲の選択の大きな基軸にしていることです。
「J-POPは色々なジャンルから様々な要素を持ってきて作った音楽だ」とは良く言われることで、それ自体に目新しさはありません。
もちろんこのことを肯定的に捉える方もいれば、否定的に捉える方がいるのは言うまでもありません。もちろんどちらが正しいとか間違っているとか、そういう話でもありません。
ただ肯定的に捉える方でも、ここまで徹底して音楽を語る方って少ないと思います。
そういう方でも、実際に音楽を語る時には、そこから離れたところで音楽を語ってしまう方が多いですから。
「J-POPはこういうものだ」、と言いながら実際に音楽を語る時になると急にその話がどこかにいってしまう、といった感じです。
そういう意味からすると、ヒャダインさんって「ブレない」んですよね。
だからこそ出てくることすら想定していなかったミニモニの曲をあそこまで上位に持ってきたんだろうし、平井堅さんの「大きな古時計」を選ぶことも無かったと思います。
もちろん、その評価を好ましく思うか、というのは個人の自由だし、え、と思うこともあります。
クラシックの流用なんて「J-POP」でなくても世界中で行われている訳ですから。
ただ、やはりこの「一貫性」は凄いなあ、と感じます。まあこういう一貫性はそれこそ「J-POP」に相応しくない、とも言えるかもしれませんが(笑)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。