楽器の配置⑱
壊れたパソコンからどれだけデータを復元できるかどうかを気にしていてもしょうがないので、気を取り直して再開します。
と言ってもこれが最終回ですが(笑)。
この特集もようやく終わりになります。と言っても、良く考えるとタイトルと関係ない話のようにも思えますが...。
ただ一度触れた以上やはりリバーブについては触れておこうと思います。
基本リバーブは「必要悪」みたいなものだと思っています。実際に例えば完全な屋外かつその場所が広ければ、残響音はほとんど発生しません。
でも実際にそういった環境の音を「再現」して聴いたら物足りなさを感じると思います。
「リバーブのある世界」に慣らされているからです。これはいい悪いの問題ではないのでしょうがありません。
ただ、深く掛ければ掛けるほど、音像はぼやけてしまい、存在感の無い音になります。
なので「聴かせたい」パートであれば、リバーブは実際に聴きながら違和感がないギリギリのところまで落とすのが基本だと思います。
で逆に雰囲気作り的に使う音は「そこそこ浅く」だと思っています。なぜ「そこそこ深く」ではなく、「そこそこ浅く」かと言うと、「リバープの魔力」に負けないための「呪文」のようなものだと思ってください。
そうしないと間違いなく「深い」設定になりますから(笑)。
最後は全く違うような話になりましたが、実は全く違う話でもないようにも感じています。
そのパートの鳴っている「位置」を表すのに重要なファクターだからです。
この部分に気を付けないと、いくら初期設定をきちんとしたところで、立ち位置が不明瞭な音になります。もちろんそれが「狙い」であれば全く問題ではありませんが、そうで無ければ最初にやったことが「無駄」になるので。
では、これにてこの特集も終わりにしたいと思います。
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