作曲の方法論㊸
結局お決まりの「パターン」で作曲するのがいいのかどうか分からなくなってきました...。
やはり一長一短があるんですよね。
「パターン」で制作した場合の長所としては
①「パターン」とミュージシャンが結びつくと、それ自体がミュージシャンの個性になりうる
②ミュージシャンの色をはっきりさせながら、かつ量産が可能
短所としては
①「パターン」が同じ故に飽きられる危険性を常に背負っている
②模倣者を生み出しやすい、かつ模倣のレベルが上がっていく
といったところでしょうか。
逆に「パターン」で制作しない場合の長所としては
①曲自体に個性が生まれやすい
②バラエティに富んだ作品の制作が可能になる
短所としては
①作品におけるミュージシャン自体の個性が弱くなる
②制作に時間がかかる
もちろんミュージシャンの「個性」において「曲」の重要性は高くないのかもしれません。
やはりボーカルであったり、演奏であったりとか、他の要素で生まれる個性もある訳ですから。
まあでもそう言ってしまうと、この記事の連載の主旨とは外れますし、
「じゃあボーカル変わったらどうするの?」
と言った問題も発生しますから、やはり作品自体に「個性」を持たせることは重要だと考えています。
そうは言ってもその方が個性のある「シンガー」であれば、そのような問題も起きませんが。個性のある「シンガー」である限り、声を失わなければそういう問題は無い訳で。
ただ声を失ったら終わりですよね...。
で、話を戻しますが、実際に今自分がYouTubeに公開している曲も女性ボーカルが歌っていた時の曲と、自分の歌っている曲とが混在している訳ですし、やはりそう考えると「blue but green」としての個性を出すためには作品自体に個性を持たせないとだめ、ということになります。
ただ、そう考えていくと、作品の「個性」とミュージシャンの「個性」の2つをいかに両立させていくか、という問題にぶつかると思います。
相反する長所を持っている訳で、しかもそれを個々のミュージシャンの個性で結び付けようとしても、それが安定的なものとは言い難い訳ですから。
ただ、この2つの問題を両立させる方法がある、とも考えています。
その点について次回書いていきたいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。