作曲・編曲102
でも最近の曲、イントロが無かったり、極めて短かったりしますよね。
尺を縮めるためには、ここで時間を取れないからです。
しかも冗長だと、最初ですぐスキップされます。
で、今日はこの曲を取り上げたいと思います。
YOASOBIの「夜に駆ける」です。
何を今更、と思われるかもしれません。でもこの曲、コード進行で語られることがほとんどなんですよね。
王道進行+Just The Two Of Us進行ということで語られることがほとんどでしょう。
まあ他にも多用している、ということもあるとは思いますが。
ただこの曲、一応イントロがある(ないという考えもあります)のですが、実際にはそこでもう歌が始まっているじゃないですか。
で、この部分が上手いんですよ。サビを意識させるような頭の部分をいきなりぶつけることで、インパクトを出しつつ、でもある意味中途半端なんですよね。あるいは不完全。
だから引きずりこまれやすい。
インパクトを感じさせながら、これから何が始まるんだろう、と感じるんですよ。
上手く聴き手をじらさせている。だから切られないんですよ。
もちろん作りの上手さ、ワンパターンとも言える王道進行+Just The Two Of Us進行ということも大きいとは思います。
ただ、それだけじゃあないんですよね。
ここで失敗するとその後の部分、聴いてもらえませんから。
もちろん目まぐるしく動く曲なので、なんとなく聴いてしまう、という部分もあるかとは思いますが、やはりこの出だし、上手いですね。
売れる訳ですね(笑)。
いいなと思ったら応援しよう!
