よく聴く曲⑩

今日は打って変わって昔の曲について書きたいと思います。

竹内まりやさんの「象牙海岸」です。

この頃は竹内まりやさん、あまり自作曲は歌っておらず、曲自体は林哲司さんの作品になります。

シングルではないですが、ベストアルバムには入っている、というパターンの曲です。やはりこういう曲にはいい曲が多いと思います。じゃなかったらベストアルバムには入らないでしょうが。わざわざそこに入れる、ということは、その曲の人気の高さの証です。

良く聴いているのはオリジナルではなく、ライブの方です。‎Apple Musicの無料特典で加入して以来、止められなくなってしまい、そこからDLして聴いてます。

あの音質にも慣れてしまいました(汗)。

あ、こんな話どうでもいいですね。少し脱線しました。

作品自体、オリジナルの方が歌は新鮮なのですが、如何せんアレンジが古すぎる。

最初はまだいいのですが、途中のストリグスがいかにも昔の曲。でコーラスが入ると更に微妙、極めつけは意味不明なフルート、ダメ押しが間奏のチューバ。

ライブだとそういう部分は払拭、とまでは言わなくても違和感がない程度の仕上がりになっています。

おそらく構成自体が多分当時の曲でも図根けて変わっている、と言っていいでしょう。だから聴き飽きない。

ここがAメロとか、ここがサビとかをはっきりさせていないんですよね。Aメロ×2であるのに短いのと、2コーラス目のAメロの部分に歌を入れずに間奏になっている影響です。Bメロがないのも大きいかもしれません。

4分ちょっとの曲にもかかわらず、3コーラスあるのも凝縮感があっていいですね。

で、Cメロ(Bメロがないのにこう呼ぶのも変ですが)の転調が場面の変化を表しているのも巧みな部分ですね。

まあこの辺は松本隆さんの上手さなのかもしれませんが。

ただ曲の構成の曖昧さが、このCメロを上手く立たせているんですよね。

ある意味この部分が作品の肝と言ってもいいでしょう。

個人的にはいわゆる「シンガーソングライター」で無かった頃の作品では一番好きな作品かもしれません。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。