昭和歌謡⑥
今日は「昭和歌謡」をアレンジから考える予定だったのですが、逆に「昭和歌謡」的ではない昭和の曲から考えた方が、「昭和歌謡」が見えてきそうな気がしたので、路線を変更します。
一昨日も少し触れたのですが、山下達郎さんの「RIDE ON TIME」、「シティ・ポップ」の代表作的な言われ方をすることが多いのですが、音が他の「シティ・ポップ」とは明らかに違うんですよ。
まあ聴けば分かるけど(笑)。
山下達郎さんって自分で編曲するじゃないですか。この曲は共同編曲のようですが、いわゆる「職業編曲者」の編曲ではない、このことが大きく影響しているのかと考えています。
やはりそれを職業にしていると、「シティ・ポップ」しか編曲しませんだと仕事にならない。
だから色々な曲を編曲する訳です。
で「職業」でやっているから、顧客(実際に聴く人ではない)に合わせて作らざるをえない。
ただ山下達郎さんの場合、自分で自分の曲の編曲をする訳ですから、特にある程度売れるようになれば、自分の思うように編曲が出来る。
明らかにパート数が少ないんですよ。「昭和歌謡」と違って。
この辺に「昭和歌謡」的なもののヒントがあるように思えるので、明日はまた別の方について書いてみたいと思います。
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