コロブンス⑧
よくよく考えてみると、ほとんど読まれない記事を何で書いているのか、その点を書いていなかったので、予定を変更してその理由を書きたいと思います。
加害性の問題です。
極論すると、ジャニーズ問題でのタレントは加害者というより被害者でしょう。
まあ、加害者がいないとは限りませんが、どちらかというと声を上げなかった、という意味合いに近い。
ただこの一件は全く違います。
あのミュージシャンは「加害者」です。
悪気は無かったのでしょう。
ただ知らないからやった、というのは言い訳にもなりません。
罪の自覚が無かったからといって、罪を犯したら裁かれますよね。
現状に彼らのやった事は「罪」です。
でも現実にはジャニーズの方が批判され、彼らは何食わぬ顔をしてテレビに出ている。
もちろんジャニーズ問題の方が被害者が見えやすいから、叩かれやすい。
でもジャニーズ問題は一人の実害を与えた人間と、それを守ろうとした人間の罪でしょう。
この問題は質が違うですよ。
ミュージシャン自体が加害者なんですよ。
被害者がいないじゃないか、と言われるかもしれません。
でもそれは間違っている。
日本にもネイティブ・アメリカンの血を引く方はいますし、あの国でネイティブ・アメリカンと暮らしている方もいます。いないと考えること自体がおかしい。
単に想像性が欠けている。
で、ミュージシャン、こういう想像性が必要なんですよ。
それを欠いたミュージシャン、しかもぺらっと反省文出しただけで何食わぬ顔をして活動している、想像性の欠片もない。
作品を批判するつもりはありませんが、そういう「底の浅さ」が見て取れる。
受けることがいいことだと思って作品を制作しているだけで、何ももがいていない。
だから紅白出て喜んでいた。
聴く方も聴く方だとも感じています。
不買運動が起きてもおかしくないレベルなのに。
後日テレビ局なりの問題についても書くつもりですが、テレビ局もそれを見て喜ぶ人がいるから出し続けているんですよ。
まあ、聴く方はそれでも聴くんでしょうね。
日本の音楽界の底の浅さ、聴く側も共犯者だと感じています。
まあ自分が吠えたところで何も変わらないでしょう。
でも鉱山のカナリアのように、何かあるまでこの事を言い続けると思います。
そうしないと自分も共犯者だから。
明日は予告通り、そういった企業側の問題について書きたいと思います。