ライブ⑧

今日は予告通りジャズのライブの重要性について書きます。

昔のビッグバンド時代ならともかく、モダンジャズ以降は即興演奏の重要性が増します。というか即興演奏無しにはあり得ません

そもそもジャズってオリジナル曲の比重、低いんですよね。

というのも即興演奏によって成り立っているから、即興演奏の素材は何でもいいと言えばいい。

もちろん優れたオリジナル作品はありますが、そこに頼る必要は無い上、有名な曲の方が料理のしがいがある。

だからライブの音源化も多いですね。もちろんエポックメイキングな作品はスタジオで録られることの方が多いですが、ライブ盤の方でも面白いものが多いです。

評価は極めて低いですが「Oleo」を切り刻んだような演奏が聴ける、Sonny Rollinsの「Our Man In Jazz」みたいなライブアルバムもある訳で、基本なんでもあり。このために懸命に練習したと言われていますが、そもそもフリージャズって練習するものなのか、という気もしますが(笑)。

基本同じ演奏なんて無いし、してはいけないもの。

ライブの度に違う演奏になるから聴く価値があるんですよ。基本的に一回性の集合体のようなものなので、演奏は常に変わっていく。

個人的に好きなChick Corea&Gary Burtonの「In Concert, Zürich, October 28, 1979」なんて、Chick Corea&Gary Burtonのどのスタジオ盤にはない魅力に溢れていますからね。

ジャズにおいてやはりライブは欠かせないものと言っていいでしょう。その時にしかその演奏は聴けませんから。

決して同じ演奏はありえないんですよ。もちろんこれはどんなライブでも言えることですが、ジャズの場合、この一回性こそが音楽を豊かにしている言ってもいいでしょう。




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blue but green
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