ピック㉔
何だか自分でも飽きてきたのですが、書く内容はまだまだあるので引き続き同じテーマです。
ピックが速弾きに向いている、というようなことを書いたような気もしますが、必ずしもそうとは言えない。
あくまでも「どのようなフレーズを弾くか」ということに左右されます。
もちろん「速く弾ければいい」という主旨ではありません。
それこそスローバラードで速弾きしたら場違いになることがほとんどでしょう。
ただ、あくまでも技術的な話を書いているのでご容赦ください。
ピック弾き、隣接した弦で鳴らすのには、速弾きに適しています。
移動がスムーズだからです。
ただ離れた弦の音に移動する場合、必ずしもピック弾きの方が速く弾けるとは限りません。
指の数は多いんですよ。
だから弦の間隔にはあまり左右されない。
でもピック弾きだと弦が飛ぶと速弾きの難易度は高くなります。
隣の弦はスムーズに弾けますが、弦が隣接していないと、途中の弦で音を鳴らすとミストーンになってしまう。
で、指弾きであれば、あまりそのことは意識せずに弾ける。
実際アコースティックギターで速い演奏は多いです。
これは指弾き前提なんですよ。
先日書いたKing CrimsonのRobert Frippが弾いている「Fracture」、これが何故難曲だと言われているかというと、結構弦が飛ぶんですよ。
でもフルピッキングで弾いている。
動画で見たことがあるのですが、Robert Fripp、ライブ前にこの曲を指慣らしで弾いています。
弾くこと自体が凄い曲なのに、ライブ前の指慣らし。
やっぱり凄いな。
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ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。