YouTubeでの音楽活動170

今日こそはYouTubeの「弱点」について書きたいと思います。

基本提案曲はデータの集約によるものです。

そうなると、どうしても「みんなが聴く曲」になりやすい。

もちろん個人用のミックスリストもありますが、本人用である以上、それは拡散のされようがない。

だからこそ、YouTube側で生成した再生リストが意味を持つ訳です。

逆に一定以上の人にとって、これは優位に働く。

自分自身、RANDWIOPSのある曲の再生リストからだけで、ある曲が一日20回以上再生されたこともありました。

これがまとまると結構な数になるんですよ。

というのもここに乗るということ=他の曲の再生リストにも乗りやすくなる訳です。

ただ、この現象、逆に言うと同じ曲が複数の再生リストに乗りやすい、ということを意味しています。

そこに「新鮮さ」を期待してもあまり意味がない。

みんな知っている曲が載るだけのリストになってしまうからです。

でYouTubeの場合、その曲がどの曲と一緒に、もしくは聴き手がどのような曲を再生したか、によって決まってくる。

おそらくサブスクはそういう作り方に全面的に依存していない。

ある意味「確実な手法」なので、これは考慮に入れているはず。

ただそれを毎日聴いていたら飽きる。

だからYouTubeの再生リストもかなり頻繁に曲の入れ替えを行っているはず。

でも、根本的な発想が変わった訳ではないから、結局何か変わる訳ではない。

もちろんサブスクの再生リストも過去の再生実績は踏まえているでしょう。

でもそれが主体的に聴いたものではなく、流れてきてスキップしなかっただけの作品の集積にしかならない。

もちろんYouTubeの再生リストの方が「健全」なのかもしれませんが、でもそこに意外性は生まれにくい。

だからYouTubeの再生リストは「保守的」になりやすい。

でも、そこで聴かなくても、普通に聴いている曲を並べるだけでは意味のない再生リストになる。

そうすると、再生リストなんて作る意味があるのか、という話になってくる。

もちろん、意味が無くはない。

個人的にはその特性が自分にはまった訳ですから。

でも、これはYouTubeの「アーカイブス化」を招くことになります。

聴きたい曲を聴く、そういう目的では有用ですが、新しい何かは発見しにくい。

これがYouTubeの弱点かと。

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blue but green
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