ギターソロスキップ
何だか少し前にこのテーマ、結構盛り上がったみたいですね。
ご存じの方も多いでしょうが、一応説明しておくと、最近ではギターソロを飛ばして聴く人が多くなっており、それをギターソロスキップというのだそうで。
でもこれってそんなに不思議なことなんですかねえ。
つまらなかったら飛ばすの当たり前じゃないですか。
そういうことを言う方だって、テレビ番組最初から最後まで見てないでしょう。
全部見るテレビ番組もあるかもしれませんが、CMは飛ばしますよね。まあ中にはお金強制的に取ってCM流さない放送局もありますが。
それと全く同じじゃないですか。
でCM飛ばすと言っても、気になるCMあったら戻して見ますよね。
単にそれだけの話なんですよ。
聴く価値がないと思われるから飛ばされるだけです。聴く価値があると思えば普通に聴くでしょう。
そもそも人に聴かせようとすら思っていないギターソロも多いですよね。
自己満足に浸るためのギターソロ、ギタリストに聴かせるためのギターソロ、特に後者のようなギターソロはプロでさえ弾く人がいます。
色々な方に聴かせようとしないギターソロを聴く人は限られます。飛ばされて当たり前です。
多分こういうことを言う人って狭い世界にいるんじゃないかなあ。
所詮ギターといえども一つの楽器にしか過ぎません。
聴いてほしいのであれば、聴き手がそのギターソロを聴いて魅力を感じるようなギターソロを弾けばいい、それだけの話です。
ただ演奏者って意外とこういうこと、出来ないんですよね(笑)。
ついつい演奏者目線になってしまって、聴き手が聴きたいギターではなく、自分の弾きたいギターを弾いてしまう。
もちろん時代の流れとしてこういう傾向が強まっている、というのはあるかもしれませんが、その前に人が感動するようなギターソロを弾くことの方が先です。
それはテクニックとかそういう問題じゃないんですよ。もっと言ってしまうと、あくまでもギターは手段であって目的ではありません。音楽をやっている以上、例えばギターソロ一つとってもそれがその音楽の表現として必要かどうか、そういう観点から考えるのがミュージシャンであれば当然のことだと思います。
ギターソロは音楽作品を形作るための一つの要素にしかすぎません。
そのギターソロ、本当に必要ですか?。