音楽作品制作方法⑰
まあどこまで続けるんだか、という感じですが(笑)。
ボーカルトラックの処理が終わると次は他のパートですね。
他にもオーディオトラックがあればその処理も必要になりますが、自分の場合もう楽器を弾かなくなったので、この作業は不要です(笑)。
当たり前ですが、最も大切なのはベロシティの設定です。ここを間違うとのっぺりしたりとか、やたらと激しい演奏になったりします。
ただこの辺は自分の場合、割と大雑把です(汗)。やたらと凝る方もいらっしゃいますが、基本的には感覚でペンで一筆書きするようなイメージに近いと思います。
楽器の構造をある程度理解していれば大体こんな感じ、でほぼほぼ上手くいきますから。逆に細かい部分に拘りすぎると、一音一音を聴きながら設定することになり、一定の部分だけ切り出すと良く聴こえたとしても、全体のバランスが悪くなる場合すらある、と感じています。その点「一筆書き」だと、全体を意識せざるを得ないですから、妥当な方法だと感じています。
もちろんメインで聴かせる旋律ではない、ということも大きいと思います。例えばインストであれば、もっと細かい設定が必要になりますから。
ただやはり楽器を知っているかいないかは大きな違いだと思います。特に打ち込み専門の方だと、割と悩む方も多いと思います。まあ悩みもせず、何の疑問も持たず、ただ打ち込んでいるだけ、という方がいらっしゃるのも事実ですが、そういう方は置いておいて、もしこの辺に悩むようであれば、まずは楽器の音に耳を澄ますことが重要だと思います。
音楽を聴く時って割と漠然と聴くことが多いと思います。特に歌モノだと「メロ」に耳がどうしてもいってしまうのですが、「楽器の音」に耳を澄まして聴くだけで色々な発見がありますよ。
特に音楽を制作される方にとって、「楽器の音」を聴くことは必須といっていいと思います。
まあそんな聴き方ばかりしていると疲れると思いますので、そういう時も必要、位な感じでいいんでしょうね。
ただ自分の場合、やはり音楽を聴くと色々な音が耳に入ってしまうんですよね。まあ制作者としては悪いことではないのでしょうが、純粋にメロを聴くことも時には必要なのかもしれません。
やはり歌モノを作っている以上、間違いなく「メロ」は最も大切な要素の内の一つですから。
どんなにオケが優れていても、「歌モノ」でメロがダメなら、決していい作品にはならないのかと...。
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